もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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親愛なる K 先生に

人は、なんのために生きるのでしょうか.なんのために
仕事を続けるのでしょうか.いろんな理由があると思います.
病院の仕事は、ハードでつらく、途中で投げ出したくなることもあります.
時に、子供や家族の顔が浮かび、また頑張ることがあります.
また患者さんの顔が励ましてくれることもあります.

私は、医師としての仕事の半ばで、故 古高 秀喜 先生とであい
長い間、師として仰ぎ、仕事を続けることができました.
この不安定な世界の中で、規範とするべき人に出会えることは
本当に難しいことです.古高先生が急逝されたあとは、
私自身が人の規範となるような立場になってしまいました.
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毎日 朝礼で理念の唱和を行っている病院があります.
その中で長く仕事をしてきて、これは本当に意味があるのかと
いつも疑問でした.理念は、そのように毎日唱えるものでなく
人の毎日の仕事の中にこそ体現されるものと考えるからです.
残念ながら、理念とはうらはらに、権力闘争に明け暮れる
人間関係に私は疲れ果てました.師父である古高先生も
おられなくなった職場になんの未練もありませんでした.
人は、人のために命をかけることができるのであり、理念とか
組織とかあやふやなものに対してではありません.

人をつき動かすのは、やはり人です.
私と古高先生の出会いのように、若い研修医であるK 先生と私も
そのような出会いだったと思います.古高先生をなくして
たった一人で循環器を背負っていかなければならない時に
K 先生と出会いました.本当に苦労を分かち合い
私にとって忘れられない人です.

この先、K先生がどんな決断をし、どのような方向に進もうとも
ずっと力になりたいと考えています.
by yangt3 | 2005-11-03 22:23 | 一般