もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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病院から全ての垣根を取ってしまおう

病院の中に入ると
事務職員や薬局、看護師さん、医師、放射線技師
パラメディカルなど、ほとんどの職員が
白衣を着用して仕事をしています.
実際には白衣には 現実的な意味はなく
単なる慣習であったり
医療スタッフであるという印としての白衣であったりします.
逆に白衣や聴診器が感染の原因になったりするという事実も
忘れてはならないことです.

救命救急、救急外来、集中治療室、オペ室などでは
一般的な白衣ではなく、もっと実用的なオペ着を着用している
医療スタッフが多いようです.

普通の人は、白衣に対して一種の権威を感じるのではないでしょうか.
病気で体の弱った時に、白衣をみて勇気づけられることもあるでしょうし
逆に白衣で体も心も萎縮してしまうということもあるかもしれません.

職員が白衣を脱ぎ捨て普段着で運営されている
回復期リハビリ病棟があるそうです.

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スタッフ充実 白衣なし
YOMIURI ONLINE  4月20日
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060420ik01.htm
(以下、記事からの抜粋、引用となります)

毎日の習慣の朝風呂から上がり、床に落とした眼鏡を拾おうとしゃがむと、
左足がぐにゃっと曲がり、そのまま転倒した。

昨年10月12日早朝、東京都大田区の税務会計事務所職員、
大林晃さん(51)は、近くの救急病院に運ばれた。
脳出血だった。

翌日、病院のベッドで目覚めて、
左半身が動かないことに気づいた。棒のようにびくともしない。
ショックと不安に襲われた。数日後、腹筋や腕の上げ下げから
リハビリは始まったが、3週間を経ても、着替えや入浴すべてに
介助が必要だった。

脳卒中で失った機能は薬や手術で取り戻すことはできない。
可能な限り早く、リハビリを始めるのが重要だ。
体の機能は、使わないとどんどん低下していく。
リハビリによる機能回復の効果が高いのは、
発症から半年ぐらいまでとされる。

運ばれた救急病院には十分なリハビリの体制がなく、
紹介されて初台リハビリテーション病院(東京・渋谷区)
に転院することになった。

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発病やけがから、原則的には2か月以内に入院し、
2〜5か月程度、集中的なリハビリを受けることができる病棟を
「回復期リハビリ病棟」と言う。同病院はすべてがこの病棟だ。

11月3日、妻弘子さん(31)に車いすを押されて転院した。
祝日にもかかわらず、院内のロビーや廊下などいたるところで
リハビリが行われていることに驚いた。

リハビリは1日休めば、取り戻すのに数日必要と言われる。
休日がない方が望ましい。 
もう一つの驚きは、白衣の職員が1人もいず、
ベストに、黄色やブルーのシャツ、ズボン姿が制服だったことだ。
「病院からトレーニングの合宿所に来たような感じでした.

4人部屋に入ると、その日から、復帰に向けたリハビリはスタートした。
ここではし瓶は使わず、入り口にあるトイレに行く。
ベッドに付いたバーを右手で持ち、右足を軸にして立ち、
車いすに乗る。乗り移る時にふらつくので、職員が見守り、
転倒の恐れがあれば手を添える。

し瓶なら人手は不要だが、自分で行くには介助者がいる。
リハビリには、多くの人手が必要だ。
手をかけたきめ細かな援助が生活への復帰を促してくれる。
「まずは歩けるように、そして職場復帰できるように頑張るぞ」。
大林さんの気持ちは奮い立った。

 回復期リハビリ病棟 全国の580病院にある(3月末現在)。
病棟の質の向上を目指す
「全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会」のホームページ
http://www.rehabili.jp/
(以上、記事から引用させて頂きました)
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東可児病院でも新病棟では、回復期リハビリ病棟が拡充されます.
記事あるように同様な回復期のリハビリに力を入れて行くことになります.

当院でも職員が白衣を脱ぎ捨てて仕事をしていくかどうかは
わかりませんが、白衣の権威にとらわれることなく
障害をもった患者さんと同じ目線で
泥まみれになることをいとわず、リハビリスタッフ一同
頑張ってもらえるものと思います.

欧米では、通常の診療の際に、白衣を着用しない病院もあるそうです.
医師と、患者さんを区別するのは、首にぶら下がったIDカードのみ.

昔からある慣習をいきなり変えることは無理かもしれませんが
白衣などの形式上のものにこだわらず
常に患者さんの目線にたって
これからも仕事を続けて行きたいと
私個人は、思っています.
by yangt3 | 2006-04-24 12:27 | 一般