もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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小児科・産科に続き脳外科医志望も減少

5月12日の朝日新聞の記事によると
小児科・産科につづき、脳外科医を志望する
若手医師が2割減少となったそうです.

産婦人科医や小児科医と同様に
仕事のきつさや訴訟リスクが敬遠されたのでは
とされています.
このままどんどん専門医が減少してけば
医療の質や安全は誰が確保してくれるのでしょうか.

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朝日新聞 5月12日(金)
脳外科医志望 若手で2割減

 今春、2年間の臨床研修後の脳神経外科を専門分野として選らんだ
 若手医師が、数年前に比べ2割程度減った事が
 日本脳神経外科学会の調査で明らかになった.
 同学会理事会に11日報告された.
 (中略)
 全国80大学のうち23大学では、新たに脳外科を選んだ医師が
 1人もいなかった.都道府県別でみても9件でゼロで、
 地方から影響の出る恐れが指摘されている.
 
 日本産科婦人科学会によると、大学病院などの常勤産婦人科医は
 03〜05年で8%減り、お産の扱いをやめた病院も相次いでいる.

 小児科も志望者減が著しい.日本小児科学会の調査によると、
 今春、大学で小児科を志望したのは276人.03年度から
 4割以上減った.
 
 厚生省労働省調査によると、04年の医師総数は00年に比べ
 5.7%増えたが、小児科医、脳神経外科医の延びは、これを
 下回っており、産婦人科医は4%減っている.

 飯塚 悦功・東京大教授によると
 産婦人科や小児科、脳外科などは高度な治療が求められ、
 わずかな狂いで大きな影響の及ぶ割に、責任は医師個人に
 負わせられる.患者の生命にあまりかかわらない分野に
 若手の医師が流れているようだ.
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これとにたような話題ですが若いひとの献血も
減っているそうです.

「針痛いから」 若者が献血避ける理由
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20060510/e20060510011.html
gooニュース 5月10日

 若者が献血をしたことがない理由で最も多かったのは
「針を刺すのが痛くて嫌だから」-。
 厚生労働省が10-20代を対象に初めて実施した献血の意識調査で10日、
 こんな結果が明らかになった。

 調査は、若者の献血離れを食い止める方策の参考にするため、
 1-2月にインターネットを通じて実施。
 全国の16-29歳の未経験者5000人らから回答を得た。

 未経験者に献血しない理由(複数回答)を尋ねたところ
 「針を刺すのが痛くて嫌だから」が29%で最も多く、
 次いで「なんとなく不安だから」が28%、「健康上できないと思ったから」と
 「恐怖心」が23%だった。

 厚労省によると、献血者は昨年までの10年間で約15%減少。
 このうち10代(16-19歳)の減少幅は約45%、20代も約35%となっている。

折しも少子化社会を迎え、これからの日本の未来や
医療の未来を背負うべき若者はどんどん少なくなっていきます.

さらには、団塊の世代を迎えてベテランの方々も
近いうちに現場から引退されてしまいます.

日本の未来に希望をなくした若者がどんどん海外へ頭脳流出していったら
いったい日本はどうなってしまうのでしょうか.

地域毎に中核病院があり、各科の専門医が24時間対応してくれるというのが
どんなにありがたいことか.
しかしその現場をささえているスタッフには、かなりのストレスに
さらされています.
今は、個人、個人の超人的な頑張りに支えられているのが現状で
救急や、専門を継ぐべき人が減少している現状では
この先どうなるか、わかりません.

今一度、みんな希望をもって救急や医療を続けられるように
24時間救急対応が必要な専門科に関しては
地域の医療資源の有機的な統合が必要だと思います.

困難なことも、家族や大切な人を守る為に
頑張らないとだめですから.
by yangt3 | 2006-05-13 00:04 | ニュース