もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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コーヒーが女性の心血管疾患のリスクを低下

コーヒーを飲む事によって
女性の心血管疾患発症のリスクが低下するという
研究データーが発表されました.

日々の運動や食事療法に加えて
美容と健康のために 美味しいコーヒーをどうぞ、
ということでしょうか.

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コーヒーが女性の心血管疾患のリスクを低下させる可能性あり

(要約) 41,000例以上の閉経後女性を15年間観察した研究は、
コーヒーを飲むことによって心血管疾患のリスクが低下することを示唆
Am J Clin Nutr. 2006;83:1039-1046
Laurie Barclay, MD

【5月26日】コーヒーを飲むことによって心血管疾患のリスクが
低下するという、41,000例以上の女性を15年間追跡調査した研究の結果が、
『American Journal of Clinical Nutrition』5月号で報告された。

「コーヒーは、食事に含まれる抗酸化物質の主要供給源である」と、
オスロ大学(ノルウェー)のLene Frost Andersen, MDらは述べている。
「コーヒーの摂取と、炎症性または酸化ストレスに関連する疾患による
死亡のリスクとの関連について、研究が行われたことはなかった」。

Iowa Women's Health Studyでは、ベースラインにおいて
55-69歳であった41,836例の閉経後女性を、最長15年間追跡調査した。
今回の解析には、ベースラインの時点で心臓血管疾患、癌、糖尿病、大腸炎、
および肝硬変を有した女性を除外した、残りの27,312例の被験者が
含まれており、410,235例・年の追跡調査を行い、4,265例が死亡した。
主要エンドポイントは、疾患を特定した死亡率であった。

完全に調整したモデルから、コーヒー摂取量と総死亡率との関連と同様に、
心血管死のハザード比が、
摂取量が1-3杯/日では0.76(95%信頼区間[CI] 0.64-0.91)、
4-5杯/日では0.81(95% CI 0.66-0.99)、
6杯/日以上では0.87(95% CI 0.69-1.09)であることが明らかになった。
他の炎症性疾患による死亡のハザード比は、
摂取量が1-3杯/日では0.72(95% CI 0.55-0.93)、
4-5杯/日では0.67(95% CI 0.50-0.90)、
6杯/日以上では0.68(95% CI 0.49-0.94)であった。

「食事性抗酸化物質の主要供給源であるコーヒーの摂取が、
炎症を抑える可能性があり、それによって閉経後女性における
心臓血管疾患および他の炎症性疾患のリスクを低下させる
可能性がある」とのことです.

「われわれの結果は、1日1-3杯のコーヒーの摂取が、
閉経後女性の群におけるすべての死亡ならびに心臓血管疾患および
他の炎症性疾患による死亡に対する防御効果を有することと一致する.
もしわれわれの観察結果が他の研究で再現され、因果関係が判明すれば、
コーヒーは全世界で2番目に広く消費されている飲料であるので、相当大きな意味がある」。
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残念ながら男性のコーヒーの摂取についてのデーターは今回はありません.

よくおばあちゃまたちが、近くの喫茶店に仲間で集まって
毎日コーヒー飲んでいたりしますね.
栄養学的には、これは理にかなった行動だったのですね.

毎日適度に散歩して、朝の日の光を浴びて
友達とおしゃべりしながら楽しくコーヒーを飲む.

これが女性の長寿の秘訣になるのかもしれません.

もちろん飲みすぎないように
一日1−3杯が適量のようです.
by yangt3 | 2006-06-02 00:25 | ニュース