もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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匠のわざ

先日御紹介したように
医療、病院の中では電子化、IT化が
進んでいます.
医療機器の驚異的な発展により
研修医の頃には、考えられなかったような
正確な画像診断が可能になっています.

高解像度、高性能となったCT検査により
心臓カテーテル検査でしか診断できなかった
冠動脈の狭窄や動脈硬化病変が
CTで診断ができるようになりつつあります.

最新のMRI検査を用いる事により
脳血管病変の高解像度の診断ができるように
なってきました.

医療技術、医療診断技術が進歩しても
それを扱うのは、人間です.
高度な機器の性能を最大限に使いこなしていくには
やはり専門の匠のワザが必要になります.

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東可児病院の超音波検査を担当している
足立先生とは、もう10年以上の付き合いになります.

いうまでもなく足立先生は、超音波検査のプロです.
心臓、腹部、末梢血管、頚動脈、体表など
ほとんどの分野の超音波検査に精通しています.

無症状の患者さんの超音波検査で
足立先生が小さな病変を見つけ出し
早期診断、早期治療にいたった例は、枚数に
いとまがありません.

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先日、学校検診で不整脈を指摘されたお子さんが
循環器科を受診されました.
胸部の聴診では、さしたる異常もなく
明らかな心雑音も聴取しませんでした.

足立先生に心臓病音波検査をお願いしたのですが
エコー検査でも異常は認めませんでした.
ASDなし、VSDなし、PDAもありませんと
さりげなくコメントがありました.
当たり前の事ですが、学童の方が不整脈で
受診されて、考えられる先天性心臓疾患を
きちんとエコーで見てくれていたのでした.

CTやMR検査と違って
超音波検査は、検査を施行した人の技量が
そのまま検査の正確度、精密度、結果に反映されます.
未熟であったり、中途半端な検査では
病気が見逃される場合もあります.

足立先生は、かなり以前より腹部腸管エコーの
有用性を認識して、精力的に仕事をされてきました.
腹部エコー検査で、大腸ガンや胃ガンなどが
見つけられる事もあります.

東可児病院の超音波検査は彼の努力により
かなり精度の高い検査になっています.
院内職員の皆さんは、超音波検査の
すごさをもっともっと認識していただきたいと
思います.

新人職員や、超音波に興味のある職員は
ぜひ足立先生をつかまえて
いろいろ質問してみてください.
きっと自分の勉強になると思います.

こうして病院の中ではいろいろなプロ、匠の人たちが
毎日、もくもくと働いているのです.
そんな彼らに感謝して、共に仕事することを
誇りに思います.

これからもこうした匠の人たちを
紹介していきたいと思います.

足立先生は、超音波検査の指導やセミナーを開催しています.
興味のあるかたは、彼のホームページを
ご覧ください.

メディカルサウンズ
http://www.medical-sounds.com/

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by yangt3 | 2006-06-28 00:12 | 一般