もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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燃え尽きないように

医師にも看護師にも家族があり
小さい子供を抱えている事もあれば
高齢の介護が必要な親を抱えている事も
あります.
医療の仕事をする傍らで、家族の一員として
子供を病院に連れて行ったり
親の面倒をみることもあります.

医療スタッフも一般の方と同様に
仕事をして行く上で
生活の基盤として医療環境が重要になります.

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努めている病院が総合病院であって
小児科も婦人科もあらゆる科がそろっていれば
遠くまで行かなくても、仕事の合間に
自分の病院で家族を見てもらう事ができます.

ほとんどの場合、そのような幸運な人はまれで
一般の方と同様に、自分の病院に診療科がない時
遠くの病院やクリニックまで家族をつれて
走り回る事になります.

医療崩壊が進み、産婦人科、小児科の診療が
縮小していくことは、家族をもった
医療スタッフにとっても大きな問題です.

へき地や離島などでは、
医師や看護師の数も少なく、代わりがいない状態で
休む暇もなく、働き続けることになります.
国や自治体、大学医局、関連病院などの適切な
サポートがなければ、いずれ燃えつき症候群に
なってしまうでしょう.
へき地や離島に家族で赴任した医療スタッフの家族は
住民の方と同様な不安を抱える事になります.

医療スタッフの家族が病気になった場合
自分の家族を自分で診療しなければならず
手に負えなければ、遠くの医療施設まで搬送
ということになります.

格差社会という言葉が叫ばれていますが
こうした医療構造でも格差があるようです.

医療スタッフも、できれば自分の地元や故郷で
生活したいと考えている人も多いと思います.

実際は、医療環境や、子供の養育環境などで
職場を選ばざるを得ない状況です.

そうして医療スタッフが総合病院などのある
都市部に集中し、地方では、ますます
スタッフ不足になるという悪循環になります.

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国は少子化対策としていろいろな政策を打ち出して
いますが、子供や家族、高齢者が安心して暮らせる
医療環境、子供を安心して育てられる医療環境作りも
非常に大切なことです.

若者の地方離れ、若手医師、看護師の地方離れを
防ぐ為にも、地方を医療面も含めて
魅力あるものにして行かなければ
歯止めをかける事ができないと思います.

私も可児の地に暮らして早4年となりました.
東可児病院に奉職して1年となります.
可児の地は、風光明媚で自然にあふれ
子供たちを育てて行くには、本当によい土地です.

日本の伝統的な、高齢者、年輩の方を敬う気風が
この地には、残っており本当に感心します.

子供たちが成人して仕事についても
またこの可児の地に戻ってこられるように
もっともっと魅力ある街にできるように
微力をつくしていきたいと思います.

東可児病院の一医師としてできることは
限られています.
コミュニティ全体として、医療も健康も
生活も含めて いい街創りが必要と考えています.
by yangt3 | 2006-07-09 00:13 | 一般