もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

職人、匠のわざをハイテクで伝承

来年から、いわゆる団塊の世代の大量退職が
始まります.

文字や書物では、受け継ぐ事の困難な
職人のわざ、匠のわざを持った
優秀な方々が現場の第一線から
引退されてしまいます.

優秀な働き手を一気になくしてしまう
現場の混乱も大変なことです.

なんとかこうした匠のわざを
次世代の若手にうまく伝承させることが
できないものか.

バーチャルリアリティー(VR)の技術を用いて
こうした匠のわざを伝承する研究が進められています.

a0055913_0345765.gif





---------------asahi.com 2006.07.29
職人の技をハイテクで継承 製造現場を仮想現実で体験
http://www.asahi.com/science/news/TKY200607280324.html

 バーチャルリアリティー(仮想現実=VR)の技術を使って
 職人の経験や勘を伝承する研究を埼玉大学大学院の綿貫啓一教授が
 進めている。
 埼玉県川口市の鋳物業界と協力し、職人の動きをセンサーや
 カメラで記録。VRと物の重さや触った感覚を再現できる
 ロボットを併用し、疑似体験できるシステムを開発した。

 3Dメガネを通して見える製造現場で、枠に砂を流し込み、
 棒でつき固める作業と、鋳型をはめ合わせる作業の2工程を再現。
 操作するアームを通して、砂が固まってゆく感じや、鋳型の重さなどを
 体感できる。失敗を恐れず何度でも学べ、危険な場面も体験することが
 可能になる。
 来年からは、団塊世代の大量退職が始まり、製造業界では、
 効果的な技術伝承の模索が続いている。綿貫教授は、
 「VR技術で人間の五感を生かし、より早い技能習得に役立てたい」
 と話す。
---------------------------------------------------
製造現場だけでなく
医療現場においても匠のわざの伝承は
大きな問題です.

職人の世界と同様に、医療の技術も
手術やカテーテル治療など
文献や書物の知識だけではうまく伝えられない
部分というものがあります.
ベテラン、職人の匠のわざを
直接見る事で伝わるものがたしかにあります.

人間の体というものは、バリエーションにとんでいます.
血管の走行など教科書通りに行かない場合が多くあります.
特に比較的稀な事態に遭遇した時の対応は、
経験あるベテランの先生に遠く及ぶものではありません.

実際の医療現場でもロボット手術などが
臨床応用されています.
その他の医療技術についても
こうしたバーチャルリアリティ技術を応用した
匠の技の保存、伝承というものが可能になれば
よいと思います.

言葉を変えれば、手術も治療も
飛行機、宇宙船と同様であり
きちんとした訓練と繰り返しのシミュレーションが必要な
技術です.

医療技術も同様にバーチャル技術を応用して
シミュレーションがもっと可能になっていくと
よいと思います.

a0055913_036083.jpg

by yangt3 | 2006-07-31 00:36 | ニュース