もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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認知症の専門知識をもつ認定看護婦誕生

高齢化が進み、認知症は、切実な問題です.
家族が認知症になって、細かい知識や
具体的なケアの方法もわからぬまま
身近な家族が、その介護の追われて
家族の生活も、認知症の高齢者を中心に
変容せざるを得ません.

こんなときに認知症への具体的な対応のしかたや
家族のサポートがあれば
少しは、家族の負担も、精神的負担も
軽くなるかもしれません.

現状では、介護施設の担当者や地域のケア・マネージャー、
訪問看護の看護師が こうした家族へのケアにあたっています.

認知症も他の医学的問題と同じく
専門的知識や技術が必要です.

今回、こうした認知症の専門知識をもつ認定看護師が
誕生したそうです.

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----------------------asahi.com 2006.08.06
認知症の専門知識もつ、認定看護師 まず10人誕生へ
http://www.asahi.com/health/news/TKY200608070391.html

 認知症ケアの専門知識や技術をもつ、初めての
 「認知症高齢者認定看護師」が誕生する。
 日本看護協会が新設するもので、研修を終えて
 試験に合格した10人が15日に発表される。
 毎年、研修を続け、認定看護師を増やす予定だ。

 同協会によると、認知症の患者は診療科にかかわらずいる。
 だが、看護師は所属する科の知識はあっても、
 認知症の理解が不十分で、コミュニケーションに
 戸惑うケースも少なくないという。

 このため、認知症に詳しい看護師を育成しようと、
 昨年4月から協会の研修学校(東京都清瀬市)で研修を始めた。
 定員15人に対して全国から19人の応募があった。
 1年間、基礎知識の講習を受けて実習を終え、
 5月の認定試験に10人が合格した。
 今年4月からは2期生が研修中だ。

 認定看護師は、認知症の患者への対応だけでなく、
 家族のサポートや、退院後に利用する
 訪問看護ステーションとの連携を調整する役割を担う。
 同協会は「どんなケアが必要か見極め、
 医師や介護職といったスタッフ間の橋渡しも期待したい」
 としている。

 同協会はこれまで、救急や糖尿病など12分野で
1700人以上の認定看護師を育成している。
「認知症は介護の分野」という見方もあったが、
 現場のニーズが高まり、認定を始めた。
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急性期の治療や救急の治療だけでなく
こうした慢性期の治療、リハビリ、そして認知症の治療とケアが
同じように重要であるということですね.

今回、こうした認知症の専門知識をもつ看護師が
認知症高齢者認定看護師として認定されることにより
より多くの若い元気のある看護士さんが
認知症に前向きに取り組んでくれるきっかけになると思います.

認知症の治療とケアについては、
まだまだ解決されない問題が沢山ある一方で
認知症の家族の方の介護をめぐり
悲しい話が沢山記事にあっています.

医療は人手と手間をかけなければならないことで
特に認知症の分野では、まだまだ人が足りません.
認知症の人たちや、認知症の方をささえる家族が
燃え尽きないように
専門の知識と技術をもった医療スタッフが
もっと積極的に介入し、サポートしていかねばなりません.

人が老いて、認知症の症状がでても
老人として、尊敬され、一人の人間として
大切にされる社会が
もともとの日本の伝統であったはずです.

認知症の進行を食い止めることは
今の医学では、まだ難しい事ですが
認知症になっても幸せな、健康的な生活を
送ってもらう事は可能なはずです.

東可児病院のスタッフのみなさんにも
こうした認定制度があることを知っていただき
認定看護師となるように頑張って欲しいと思います.

これからの看護士さん、パラメディカルスタッフ、事務職のかた
どんよくにいろいろな専門の知識、スペシャリティーを
めざして頂きたいと思います.

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by yangt3 | 2006-08-10 00:20 | ニュース