もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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医師不足に定年後の医師の再就職

医師不足が深刻です.
厚生省は医学部の定員増加を決めました.
医師不足の問題としては、
医師が都市部に集中し、地方や過疎地に
医師が少ないという分布の偏りがあることです.

山形大学では、こうした医師不足の解消のために
定年退職した勤務医を動員しようと
考えているようです.

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--------------------東京新聞 2006.08.24
定年医師の再就職を支援ー山形大、研修機関設置へ
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006082401003711.html

 山形大学は24日、医師不足を解消しようと定年退職した
 勤務医らを研修し、地域病院への再就職を支援する
 「リフレッシュ医学教育センター」を来年4月にも
 設置すると発表した。同大によると、定年後の医師を
 対象とした研修機関は全国で初めてという。

 センターは北海道や東北地方を中心に全国から受講者を
 30人程度募集。専門分野で働いていた医師に
 幅広い医療の知識や技術をもってもらい、
 地域医療に必要な「一般医」を育成する。
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専門的な技術や専門的な知識をもつ医師が
他の一般職種と同様の定年で退職するのは
もったいないことでもあります.

ましてや今の医師不足の状況にあっては
こうした定年医師を、ふたたび現場に
というのは、ひとつの解決法かもしれません.

とはいっても医療の進歩は日進月歩であり
最新のカテーテル治療や最新の手術は
いわばアスリート、大リーガーと同じです.
長時間の手術や、過度のストレスに耐え抜くためには
体力的な問題もあり、いつまでもできるというものでは
ありません.

たとえば、年齢とともに視力の衰えもでてきますので
定年を過ぎてもメスを握るというのは難しいかもしれません.

定年医師に期待されるのは、
総合医学とでもいうべき分野です.
専門分野で培った経験と技術を
もう一度、医師が不足している地域医療や
一般医の世界で発揮してもらえるのが
ほんとうに臨まれる事だと思います.

現在、医療は、細かく専門分化、細分化されています.
実際の病気にあっては
心臓だけ、脳卒中だけというわけにはいきません.
いろいろな科にまがたる総合的な視点と幅広い
知識をもつ総合医が必要とされるゆえんです.

定年を迎えたいわば円熟した世代の医師たちは、
患者さんとのコミュニケーションにおいても
素晴らしいものがあると思います.

ぜひこうした素晴らしい人たちに
再び現場に戻ってきて欲しいものです.

医師だけでなく、他の職種の定年を迎えた医療スタッフも
同じように総合的な立場で
また医療の現場で、幅広い観点で、また活躍する場が
あるとよいと思います.

スターウォーズのルークスカイウォーカーと
ヨーダのように
年長者に学ぶべき事は、沢山まだまだ残っていると思います.

こうした年長者、定年医師の現場復帰が
医療の質の向上と
患者さんのケアの向上につながるとよいと思います.

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by yangt3 | 2006-08-26 00:43 | ニュース