もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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海でおぼれた中学生、奇跡的回復

子供たちの悲しい事件ばかりが
報道されるなかで
奇跡のような明るい記事もありました.

海でおぼれて心肺停止となっった中学生が
救急隊の懸命の心肺蘇生、
医療スタッフの集中治療などにより
意識不明の重体から回復したそうです.

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Web 東奥・ニュース 2006.08.25
海でおぼれた中学生、奇跡的回復
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20060825152421.asp

 今月七日、むつ市脇野沢の愛宕山海水浴場沖でおぼれ、
 救助された脇野沢中三年の渡部翔君(15)が、
 意識不明の重体から回復し、二十七日にも
 退院できることになった。入院先のむつ総合病院で治療に
 当たった主治医の田村有人・循環器科副部長が「奇跡的」と
 喜ぶ渡部君の回復は、家族はもちろん病院・学校関係者らに
 大きな感動を与えている。

 渡部君は七日午後、意識のない状態で同病院の
 集中治療室(ICU)に運び込まれ、一時は生死をさまようような
 状態が続いた。
 しかし「今の医学で考えられる、ありとあらゆる治療をした」
 (田村副部長)医療スタッフの努力が実を結び、
 十四日に意識が回復。
 十八日にICUから一般病棟に移り、
 二十六日の検査の結果が良ければ、
 翌日退院できるまで回復した。
(中略)

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 渡部君は海の中から救助された時点で心肺停止の状態だった。
 しかし、救急隊などが必死の心肺蘇生(そせい)を行ったほか、
 脇野沢診療所の医師が救急車に同乗した搬送態勢も、
 その後の回復に大きく影響したという。
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命を守るべき人たちが
きちんと自分のするべきことを行い
なによりも、この中学生が頑張ったことで
こうした良好な回復に繋がったと思います.

たった一人の命を救う事が
どれだけ大変なことであるか.
そういうことから、改めて
命の大切さや、自分の仕事への誇りを
医療スタッフは持つべきであると思います.

病院の中で、いろいろな仕事にあたっているとしても
こういう場で、いざ救命という時に
きちんと医療人としてなすべきことが出来るように
心肺蘇生の実技はもちろんのこと
救命マインドを忘れないように.

先日、先輩のクリニックで
簡単なレクチャーをしました.
心室細動で発症した急性心筋梗塞のお話です.
救急車内での救命救急士の迅速で的確な
AEDによる除細動が救命に繋がった症例です.
そのクリニックにも、数多く
急性心筋梗塞の患者さんが初診で来院されるのです.
クリニックには、AEDが早くから設置されており
そこで働く看護師さんたち、スタッフは皆
AEDの講習、心肺蘇生の講習を受けています.

急性心筋梗塞などの危機的状況において
初期対応がいかに大切であるか
命の連鎖は、みなさんの心構えにかかっています
そんなお話をしてきました.

東可児病院のスタッフのみなさんも
自らの果たすべき仕事を
ぜひ 成し遂げてくださるように
微力ながら応援します.
by yangt3 | 2006-08-29 08:01 | ニュース