もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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9月9日は「救急の日」

9月9日は「救急の日」です.
救急の日を含む1週間は「救急週間」です.

「救急の日」平成18年9月9日(土曜日)
「救急医療週間」平成18年9月3日(日曜日)〜
            9月9日(土曜日)

救急の日は、厚生省(厚生労働省)と消防庁(総務省消防庁)が
1982年(昭和57年)に制定した記念日だそうです.

救急業務や救急医療について
理解と認識を深める為に、各地の消防署で応急手当てや
心肺蘇生法の実技指導などが行われます.
救急医療に貢献した方々への表彰なども行われるようです.
救急医療や救急業務に関わるスタッフも
この機会に救急への意識の高揚を図る期間でもあります.

日本医師会では、救急の日にちなんだポスターを
作成し配付しています.

日本医師会
http://www.med.or.jp/doctor/jmaacls/poster2006.pdf

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日本医師会ではまた一般の方向けに
心肺蘇生法を簡単にまとめた小冊子も配付しています.
http://www.med.or.jp/doctor/jmaacls/card2006.pdf

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ちなみにこちらが総務庁消防庁のホームページになっています.
→http://www.fdma.go.jp/concern/index.html


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救急救命士制度が発足したころの話です.
最初は、現在のように気管挿管も点滴確保も
心臓薬剤投与も認められておりませんでした.

そんな救急救命士制度が発足した頃
救命救急科の学生さんたちの
病院実習を指導した経験があります.

T 医療専門学校の救命救急科の学生さん達でした.
病院としても、私個人としても救命士さんの卵の方達を
指導するのは、初めての経験でした.
最初の頃は、先に述べたように、いろいろな法的なしばりがあり
実際の病院実習は、見学が主となりました.

救急外来の見学から始まり
外来見学、手術室見学、各病棟の見学、各科の見学などを
してもらいました.
空いた時間には、各科の先生方にお願いして
救急にまつわるいろいろな講義をしてもらいました.

何週にもまたがって、各グループに別れて
病院にも何日か泊まり込んでもらって実習してもらいましたが
どうしても症例のあたりはずれがあり
うまく症例をみてもらえないグループもありました.
逆に大忙しのグループもあって
多発外傷から急性心筋梗塞、CPAなど
さまざまな多彩な症例にうまく遭遇して忙しい実習を
過ごした学生さんたちもいました.

その頃の救命士の学生さんを指導して
とても感心したのは、
彼らが強いモチベーションを持っていた事です.
そして、救急救命士をめざすということが
どういう社会的使命をもっているのかを
彼らがきちんと理解していたことです.

私が接した救急救命科の学生さんたちは、みんな
気持ちのよいさわやかな若者でした.
病棟の見学の時には、看護師さんたちに混じって
寝たきりのお年寄達のオムツ交換を
嫌な顔せずいっしょになって手伝っていました.

時には、認知症のお年寄に長い事
話し相手になっていました.

自分の仕事への高いモチベーションと
そして病気の人たちへの優しい心
オムツ交換というようなことも嫌な顔ひとつせず
一生懸命やり遂げる純粋さ.

私たち医療スタッフも、初心に帰らればと
思ったものでした.

私がその頃、実習を担当させていただいた
救命救急科の学生さんたちも、いまは、国家資格をとり
それぞれの現場で、救急の場で、第一線で
活躍していることと思います.

そうした若い救急の使徒たちの成長に
私が少しでも関わったというのは
今から思うと素晴らしい事だったと思います.

9月9日 救急の日は
われわれ医療スタッフも、今一度
医の原点に戻り
自分のモチベーションを高める日です.

みなさんにも救急の日が
良き日でありますように.
by yangt3 | 2006-08-31 00:04 | ニュース