もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

休職中のママ医師、ママ看護師、スタッフの復帰作戦

ちなみに私の奥様は、医師です.
世間の女性と同様に、出産、育児のために
しばらく医師の仕事を休職しています.

子供たちがもう少し大きくなって
手がかかならなくなるまで
職場復帰は、まだまだ先になりそうです.

医師や看護士の不足が叫ばれている現状で
休職中のママ医師、ママ看護師、ママ医療スタッフは
かなりの数おられると思います.

出産や育児を抱えた女性が
出産後のブランクのあとも、育児を行いながらも
無理なく職場に戻れるような仕組みはまだまだ
難しいようです.

看護師さん向けの託児所を持つ病院はあるようですが
育児をかかえた医師の託児施設を持つ病院となると少ないです.

長崎大学が休職のママ医師に対して復帰支援を始めたそうです.

a0055913_0211632.gif





----------------------さきがけ onTheWeb 06.09.24
休職のママ医師、麻酔科に 長崎大が復帰支援戦略
http://www.sakigake.jp/p/news/science.jsp?nid=2006092401000287

 出産や育児で休職した女性医師に、麻酔科医として
 医療現場に復帰してもらうプロジェクトを、
 長崎大病院が10月から始める。

 麻酔科医は担当する手術の増加や集中治療室(ICU)、
 痛みの治療に当たるペインクリニックの拡大などで
 人手不足が深刻。一方、麻酔科は主治医制でないため
 「ママ医師」は周囲の協力があれば時間を限定して働けるという。

 プロジェクトは文部科学省が支援。病院は出産、育児による
 ブランクや時間的制約で、職場に復帰しにくかった
 「眠れる人材」の掘り起こしを目指す。

 計画によると、10月、病院内に
 「女性医師麻酔科復帰支援機構」を設置。
 休業中の女性麻酔科医や、麻酔科転向を希望する女性医師を、
 全国から年6人程度公募する。託児施設も充実させる。

 2年間の研修プログラムを作成し、経験に応じ6カ月から1年間は
 病院内で研修する。その後、協力病院に派遣し、
 実践を積んで研修を終了。協力病院は全国の麻酔科認定病院から選び、
 自宅に近い病院を希望することもできるという。

 澄川耕二長崎大病院麻酔科教授は
 「このシステムが順調に運用できれば、医師が足りない
 産婦人科や小児科にも適用できるのではないか」と話している。
------------------------------------------------------------------------
a0055913_022822.gif


患者さんの生命や健康を守る病院では
もちろん、そこで働く職員、医師、看護師の健康も
守らなければならないと思います.

同様に病院に努めるスタッフの家族や、育児の問題も
きちんとしなければならないと思います.

医師の場合は、常勤医として努めた場合
入院患者を主治医として受け持たなければなりません.
子供の突然の発熱や病院に連れて行く、
子供を看病するなどのために
突然、早退したり休みを取らないといけない場合もあります.

主治医制でなければ、育児との並立は少し楽になるかもしれません.
入院患者を受け持つことになっても複数主治医として
周囲の他のスタッフの協力があれば
負担を軽減することになるかもしれません.

しかし循環器であれば、緊急コールで
休日や夜に呼び出しがかかることもあり
緊急呼び出し、オンコールに対応するために
日常生活もかなり制限されます.

重症患者を受け持った場合、時間通りに帰宅できないことも
多くなり、また休日や夜間も対応を余儀なくされます.

そんなわけで出産や育児で休職したママさん医師の
医療現場への復帰は、かなり限られたものに
ならざるを得ないのが現状です.

私の奥様も、子供がもう少し大きくなったら
病院に復帰する予定でいます.
上に書いた理由などで
実際のところは、外来業務や検査を中心に行うとか
慢性期や療養病床の回診を行うとか
限られたものになると思います.

休職中のブランクによる医師の仕事へのカンを
取り戻すのにも少し不安があるようですし.

医療現場は、本当に慢性的な人手不足であり
あらゆる世代の方の応援が必要です.
他の職場と比べて女性の比率が多いのも特徴です.

出産や育児による休職から離職とならないよう
育児をしながら無理なく仕事に戻れるように
働く女性のサポートが出来る病院に
ならなければいけないと思います.

東可児病院も新病棟完成に向けて
こうした休職ママ支援を真剣に考えていく必要があります.

出産や育児で頑張っているママさん達には
もっともっと発言してもらって
少しでも環境をよくするようにしていきたいです.

a0055913_0215060.gif

by yangt3 | 2006-09-25 00:22 | ニュース