もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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名も知らぬ遠き島より

子供の頃 海の近くで暮らしていました.
毎日、学校が終わると海か山で遊んでいました.
学校の行き帰りは、バスと徒歩で
通学していました.
バスは、海沿いを走り、毎日朝と夕方に
海を眺めて、山の中をとこととこ歩いて
小学校に通学していました.

海には、いろいろな物が流されて来ました.
貝殻や流木に混じって
空き缶や空き瓶、ゴミなどが
海岸に落ちているのは、子供心にも
とても悲しい事でした.

ボトルメールのような素敵なメッセージが
海の向こうから流れ着くのであればよいのですが
最近は、もっと怖くて危険なものが海岸に
流れ着いてきているそうです.

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-------------asahi.com 2006.10.07
医療廃棄物、14府県に2万個漂着 多くは海外からか
http://www.asahi.com/health/news/TKY200610070235.html

 環境省は、日本海や東シナ海沿岸の府県に流れ着いた
 注射器や薬のびんなどの医療廃棄物が、
 今夏も2万個を超えたと発表した。
 漂着が確認されたのは山形県から鹿児島県までの
 14府県にのぼった。05年は10月末までに 
 15府県で計2万4000個以上が漂着した。

 9月22日現在の集計では計2万187個。
 県別では福岡県の5348個を筆頭に、
 長崎県5183個、佐賀県3434個など九州が多かった。
 昨年1万個余りと最多だった鳥取県は1701個。

 どこで捨てられたかはわからないが、795個に中国語、
 27個にハングルの表記があり、
 同省は海外で廃棄されたものが多いとみている。
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最近では、ボトルメールなどは
海を汚すからと、怒られてしまうようですね.

子供の頃を海と山の側で過ごした私は
人がやがて山に還る、海に還るという考えが
とても自然に受け入れられます.

その還るべき山や海が汚れる事は
とても悲しい事です.

恥ずかしい話、私も
この記事を通じて初めて
これだけ大量の医療廃棄物が海に不法投棄され
大量に日本に流れ着いている事を
知りました.

医療廃棄物なのであって、流れ着いた医療廃棄物の
注射器などは、使用済みということです.
場合によっては、血液や体液で汚染されている
ということになります.

医療廃棄物の不法投棄の問題は
国内でも話題になっていました.

----------asahi.com
医療廃棄物を不法投棄 産廃業者ら容疑で逮捕 警視庁
http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY200609210256.html

 病院から出された医療廃棄物を貸倉庫などに
 放置したとして、警視庁は21日、
 東京都府中市片町3丁目、
 産廃処理会社社長斉藤作男容疑者(58)ら6人を
 廃棄物処理法違反(不法投棄など)の疑いで逮捕した。
 都内の病院や診療所、動物病院約350カ所から
 廃棄物を引き取っていたという。
 同法は排出元にも処理の確認を義務付けており、
 同庁はこれらの病院についても調べている。

 生活環境課の調べでは、斉藤容疑者らは
 都知事の許可なく、02年1月から昨年9月にかけ、
 都内の病院9カ所から注射器などの
 廃棄物約18・5トンを収集した疑い。
 また、別の医療廃棄物を貸倉庫として
 使われているコンテナやアパートに不法投棄した疑い。
 6年以上にわたり、
 290トンを不法に処理していたらしい。(後略)
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医療の仕事を続けて行くためにも
医療者は、目の前の仕事だけでなく
地球環境や地域の環境にも目を配らなければ
いけないということでしょう.

感染予防のためには、注射器や点滴、針、
点滴ライン、手術用具などは、ディスポーザブル製品が
主流となってきています.
感染の予防も、重要な仕事であるからです.

病院から出された医療廃棄物が
一部の不心得な人たちの手によって
環境破壊や環境の汚染につながるかもしれないという
危険性について、私たち医療者も考える必要があります.

これからの医療も
グローバルな視点を持つ必要があります.
これから世界は、地球は、環境は
どうなって行くのだろうか.
地球や環境を含めて健康を考えないと行けないと思います.

健康を守る医療者であるからこそ
地域、地球の環境を維持して守る事にも
力を注いで行かないと行けないと思います.

私が子供の頃を過ごしたきれいな山や
透き通るような海を
いつまでも守り続けて、私たちの子供たちにも
豊かな自然を、環境を受け継いでもらう為に.

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by yangt3 | 2006-10-16 22:41 | ニュース