もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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医療で活躍するロボット工学 ーその1ー

9月28日に放送された
日経スペシャル「ガイヤの夜明け」を
皆さんご覧になられたでしょうか.

ご存知のように日本のロボット技術は
世界をリードしているようです.

もちろん、専門家だけでなく
ロボットを愛する人の熱意では
世界に誇れると思っています.

この番組では
実用的ロボットの開発に乗り出した企業や
研究者を取材。社会貢献への思いを胸に
ロボット開発に挑戦する人々を追っていました.

番組のバックナンバーは
下記に掲載されています.

日経スペシャル「ガイアの夜明け」 9月28日放送 第128回
 ロボットはパートナー 〜実用型ロボット開発に挑む〜
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview0928.html

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1)日本のレスキューロボ
 2001年9月11日、米ニューヨークで起きた
 同時多発テロ。惨劇の舞台となってしまった
 世界貿易センタービルの瓦礫の下で、
 犠牲者を救助するため、米国で開発された
 レスキューロボットが活躍していたことは
 あまり知られていません.

 コンピューターメーカーの日本SGIはいまから
 2年前、レスキューロボットの開発を決断.
 その必要性と実用化の可能性が高いと考えた
 そうです.今年、開発したレスキューロボット
 「FUMA(ふうま)」は、これまで以上に
 高い走行性能と情報収集能力を備えていて
 ロボットがその性能を競うイベント「ロボカップ」の
 日本大会にこの春、出場したそうです.
 災害救助活動のスピードと精度を競い合う
 レスキューロボット部門で、みごと優勝しました.
 
2)障害者支援ロボット
 障害者を支援するためのIT機器は
 様々なメーカーにより取り組まれています.
 日本の誇るロボット工学の技術が
 真に活かせる分野であると思います.

 例えば次のような歩行支援ロボットがあります.
 2)ー(a)---------川北新報ニュース 2006.10.18
ロボットが歩行支援 東北大大学院が企業と開発
http://www.kahoku.co.jp/news/2006/10/20061019t12019.htm

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 長野県茅野市の金属加工「野村ユニソン」と
 東北大大学院の小菅一弘教授らの研究室は
 18日までに、高齢者や障害者の外出時の歩行を
 支援するロボットを共同開発した.
 障害物や段差などをセンサーで感知、
 歩く動作を誘導する.
 「知能を備えた歩行器」として実用化を目指す.

 このロボットは、モーターなどの駆動装置を持たず、
 歩行器型の四輪台車を人が押して進む.
 坂道の傾斜角を測るものなども含め
 計5個のセンサーがあり、周囲の状況に応じて
 台車をブレーキ制御する.
 (後略)
いわば頼れる”スーパー歩行器”であり、高齢者や障害者の
方々がこの歩行器を押して進む事で、歩行を支援するのです.

このような新たな歩行支援機器の使用にあっては、
現行の道路交通法の制約などがあり
今後、関係各所の調整が必要だそうです.
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ITでの障害者支援については、開発する
企業にとっても、それだけの心構え(覚悟)を
必要とすることです.
次の記事を紹介します.

 (2)---(b)--------------ITmediaニュース 2005.05.19
「儲からなくても、誰かがやらないと」
——ITで障害者支援
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/19/news067.html

 「障害者向け機器は、儲からないからどこもやらない.
 でも、誰かがやらないと、
 少数派が生きやすい社会にならない」
 ——視聴覚障害者向けの文字入力システム
 「ユビツキィ」を開発した、
 日本エコロジーの横田和博社長は話す.

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 ユビツキィは、
 視覚と聴覚両方に障害がある人が
 コミュニケーションするための端末だ.
 「指点字」という手指を使ったコミュニケーションを、
 機械を介して行うことができる.

 指点字は、2人で両手指を重ね、
 左右3本の指を打つことで点字を表現して
 意思を伝達するもので、通常の会話と同程度の
 スピードでコミュニケーションできるのが特徴だ.
 ただ1対1での対話しかできないのが難点.
 指点字を知らない相手とは、通訳者を介して
 対話するしかないが、通訳者は全国に数十人しかいない.

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 ユビツキィを介せば、通訳者なしで
 視聴覚障害者と健常者が簡単にコミュニケーションできる.
 左手用・右手用端末それぞれに、
 4個のボタンとエンターキーを装備.
 「あ」を入力する場合は左手人差し指のボタンを
 押すなど、指点字のルールに従って各ボタンを押すと、
 赤外線でPCにデータを送信.
 入力した文字をPC上に表示したり、音声で読み上げられる.
 (中略)
 視聴覚障害者は全国に1万3000人いると言われている.
 専用商品の市場は非常に小さく「商売として見ると、
 製品化は不可能」(横田社長)と分かっていながら、
 5年かけて開発を続けてきた.
 もともと都市開発のコンサルタントをしていた
 横田社長.福祉機器とは無縁だったが、
 都市開発の仕事をするうち「行政の政策は
 いつも多数派向けで、少数派が無視されている」と
 痛感したという.
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ガンダムのようなロボットスーツが
障害者支援にも応用されようとしています.

 (2)-----(c)---------------asahi.com 2006.09.28
リハビリ支援ロボットスーツも 東京で国際福祉機器展
http://www.asahi.com/life/update/0928/008.html

 最新の福祉機器が一堂に並ぶ「第33回国際福祉機器展」が、
 東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれて
 リハビリ支援ロボットが発表されました.

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 これは、片まひ患者のリハビリを支援するロボットスーツ.
 空気圧式の人工筋によって
 一方の腕の動きをもう一方に伝えるそうです.
 松下電器産業のブースでは、半身がまひした人の
 リハビリを支援するロボットスーツが参考出品されました.
 まひのある腕にゴムチューブ製の人工筋肉を装着.
 正常な方の腕の動きをセンサーが感知し、
 空気圧で同じ動きを伝えるそうです.
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今まではSFやアニメの世界の話であったロボットが
このように具体的に障害者支援やさまざまな
医療分野において、活用されようとしています.

今後、産学一体となって
高齢化社会、介護をささえる技術の開発が進みそうです.

--------asahi.com 2006.08.05
高齢化社会支える技術開発へ 東大とトヨタなど7社
http://www.asahi.com/special/robot/TKY200608050316.html

 東京大学とトヨタ自動車など7社が、少子高齢化社会を
 支えることを目指すロボットと情報技術の
 共同研究に乗り出す。10年程度かけて、
 家事を手伝ったり、自動車に代わる高齢者の移動手段に
 使えたりするロボットなどを開発する。
 東大の下山勲教授は、人型では今後10年前後で
 「後片付け」「ベッドメーキング」「抱きかかえ介助」などの
 ロボットが開発されるとの見通しを示した。
 ほかにも掃除や洗濯物たたみをするロボット、
 インターネットで発注・配達する生活支援システム、
 医療用ロボットなどが考えられるという。
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ロボット工学の応用、導入が
不足している医療現場へのサポートになるという
考え方だけでなく
ロボットの応用によって
医療現場、介護の現場がさらに
創造的に楽しい職場になっていくように
療養される方々が幸せになれるように
そういうふうに
なるといいですね.
(鉄腕アトムの心ですね)

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by yangt3 | 2006-10-28 00:29 | 一般