もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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病は気からなんでしょうか

人間は、やっぱりロボットや精密機械ではなく
心や精神をもった、ある意味不安定な生物
なのだと思います.

練習では、素晴らしい技術や成績をだす
アスリートが、いざ本番で実力を発揮できない.
よく耳にする事です.

同じように医療人、医師、医療スタッフも
人間である以上、いろいろな意味で
日々の業務に感情が左右します.

朝からスタッフがにこにこして
元気におはようと挨拶を交わすだけでも
その日一日、本当に元気に仕事ができます.

逆に、自分の持てる力を100%出しきって
治療に当たったとしても
医療の限界で、受け持ちの患者さんが
不幸な結果となった場合.
自分にミスはなく、精一杯やったと
頭ではわかっていても
まるで自分自身の存在が100%否定されたように
落ち込んでしまい、自信をなくしてしまうことも
ままあります.

本当のプロであれば、自分の感情さえも
きちんとコントロールできないとダメなのでしょう.

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------------CNN.co.jp 2006.11.19
「明るい性格」でかぜ予防? 米研究
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200611190001.html

 ニューヨーク(ロイター) かぜやインフルエンザの
 本格的な流行シーズンを前に、「明るい性格の人は
 かぜをひきにくい」という研究結果が発表された.
 米カーネギーメロン大のチームが、心身医学専門誌の
 最新号に報告した.

 同大のシェルドン・コーエン博士らは、かぜ感染と
 精神状態との関係を調べるため、健康な成人193人を
 対象に研究を実施。まず、本人の性格の特徴や
 自覚している健康状態を質問し、回答に応じて
 グループ分けした.明るく活発で、おおらかな性格の
 グループは「プラス感情型」、
 気分が沈みがちで緊張感や敵意の強いグループは
 「マイナス感情型」と位置付けた.

 そのうえで対象者全員に、かぜウイルスやかぜに
 似た症状を引き起こすインフルエンザウイルスを
 混入させた点鼻剤を投与.この後6日間にわたり、
 のどの痛みや筋肉痛、くしゃみ、鼻づまりなどの
 自覚症状を報告してもらった.チームでは同時に、
 対象者から採取した鼻水などを毎日分析し、
 ウイルスに感染しているかどうかを追跡した.

 その結果、プラス感情型のグループは、感染率が
 平均より低いことが判明。さらに、このグループの人が
 感染した場合でも、報告された自覚症状は予想された
 基準より軽いケースが多かった.
 一方、マイナス感情型のグループでは、感染率が平均を
 上回ることはなかったものの、症状が出て意気消沈する
 ケースが目立った.「プラス感情型の人は客観的にみて、
 ウイルスに対する免疫反応が違うのかもしれない.
 さらに主観的な面でも、病気を楽観視する傾向がある」と、
 チームでは説明している。
 (後略)
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これからインフルエンザの季節.
プラス感情、明るい気持ちを保つ事で
普段不機嫌な人でも楽しく過ごそうとすれば、
かぜを予防することができるのでしょうね.

泣きっ面にはち、とはいいますが
せめて気持ちだけでも、前向きに、明るく
といきたいものです.

笑いの効能は、以前から言われていますが
笑いと健康学会という学会があるそうです.

----------------------FujiSAnkei Business i. 2006.11.18
笑いは「糖尿病の薬」? 笑いと健康学会、血液検査で科学的解明へ
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200611180019a.nwc

 糖尿病患者に“朗報”となる「笑い」の治療効果について、
 初の本格的な実証実験が来年2月にも行われる.
 笑いと健康学会(会長・澤田隆治氏=帝京平成大学教授)が、
 糖尿病の症状に笑いがどう影響するかを医学的に検証するため、
 糖尿病治療に使われる専門的な血液検査
 (グリコヘモグロビン検査)を取り入れた実験を初めて実施.
 笑いの効果が解き明かされるかもしれない.

 笑いが健康に及ぼす効用については内外で多くの実験が
 行われてきたが、被験者数や期間、精度などの面で難点が残り、
 信頼性の高い実証データは得られていない.

 今回の実験で、笑いによる血糖値低下の効果が実証されれば、
 体への負担が軽いうえ楽しい糖尿病治療方法の
 可能性が広がりそうだ.
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つまりは、笑えば 血糖値がさがるという仮説が
今回証明されるかもしれませんね.

ちなみに「笑いと健康学会」というのは
 ー笑いの効用の科学的な解明を目的に今年7月設立.
  医学関係者、教育関係者、落語家など幅広い分野の
  専門家で構成される.設立直後の公開実験で、
  笑いの刺激により心拍数や交感神経、副交感神経が
  変化する様子をリアルタイムで示し、注目された.
  同学会とは別に、笑いの研究を主目的に12年前に
  設立された「日本笑い学会」もある.ー
ということです.

ちょうど映画のパッチアダムスを思いだしますね.
本当につらいとき、苦しい時こそ
ユーモアと笑いが必要なのだと思います.

24時間、いつでもどこでも、家庭でも仕事でも
笑顔でいられるというのは、いわば
ひとつの立派な才能というか
医療技術の一つかも知れませんね.

以前から私は、言葉を大切に思っていて
特に患者さんとの面談、外来での診察
病棟での会話などには、本当に神経を使っています.
たったひと言を伝える為だけにも
いろいろに思い悩んでは、考えています.

病がつらく険しい道のりであるからこそ
病院は、笑いと明るさにみちた場所でありたいものです.

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by yangt3 | 2006-11-21 00:10 | ニュース