もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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ハーバード大学の医療事故・真実究明・謝罪マニュアル

残念なことに、今の医療の世界では
医師と患者さんとの信頼関係が揺らいでします.

医師は、過酷な医療現場の激務に追われ
患者さんは、あふれる医療情報と
目まぐるしく変わる医療法改正の狭間で
日々不安を抱えています.

基本は、何でも話せる、相談できる医師
医療機関が身近にあるということでしょう.

不幸にも医療事故が起きてしまった時
医療スタッフも、医師も、患者さんたちも
悲しみと、不安と、怒りに追われ
どうしていいかわからないというのが 
実際のところではないでしょうか.

有名なハーバード大学で
こうした医療事故の時の対応をまとめた
米国のマニュアルが作成され公開されています.

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------------------NIKKEI NET 2006.11.26
医療ミス、すぐ謝罪を・ハーバード大の手引翻訳
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2006112506333h1

 医療事故が起きた時、医師らが患者や家族に
 どう対応するかをまとめた米国のマニュアルを
 日本の医師や患者支援団体メンバーらが25日までに
 翻訳、ホームページで公開した。事実をすぐに患者側に伝え、
 ミスは謝罪するという“当たり前の対応”だが、
 訴訟を恐れてできないことが多い.
 マニュアルは「逆に訴訟を減らせる」と紹介しており、
 日本でも参考になりそうだ.

 マニュアルはハーバード大学関連16病院が使っているもので、
 同大公衆衛生大学院のルシアン・リープ教授が中心となり、
 医師や弁護士、患者らの声を加えて今年3月、正式に発刊された.
 埴岡健一東京大学特任助教授の呼びかけで、大学病院などの医師や
 医療安全管理者、患者支援団体のメンバーらが翻訳に協力した.

 マニュアルは「これまで、損害賠償への恐れと悪い知らせを
 伝達する難しさ、因果関係と責任の混同があった」と指摘.
 医療事故が起きた時は「通常は24時間以内に患者に
 伝えなければならない.
 早く知らせることが信頼を維持するために最も重要」とした.
--------------------------------------------------------------

こちらがハーバード大学の医療事故マニュアルを配付している
ホームページになります.↓↓

 医療事故:真実説明・謝罪普及プロジェクト
 Stop-medical-accident.net
 http://www.stop-medical-accident.net/

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こちらのサイトより
「医療事故:真実説明・謝罪マニュアル」が
ダウンロード可能です.
HTML版と、PDF版があります.
パソコンをうまく使いこなせない人は、
私の方でPDF版を持っておりますので、印刷して手渡しすることも
可能です.
ただし全部で62ページの大作です. 

当院では、これを病院全体、管理職から現場のスタッフまで
各部署でこのマニュアルを読んでいただく予定です.

一生懸命に治療にあたり、
万が一にも医療事故が起きた場合には
このマニュアルにあるように、事実をありのまま
患者さんにお伝えし
ミスをすぐに謝罪するという
本当に当たり前のことを実践していきたいと
考えています.

もちろんそればかりでなく
医療事故を起こさないよう、ミスが起きないよう
常に知識と技術の向上に励み
お互いに高めあって
よい病院になっていくように
職員一同がんばっていきたいと思います.

医師である私は、病院、治療のリーダー的役割を
担うべく、やるべき仕事は多いのですが
まっすぐに進んでいきたいと思います.

医療事故マニュアルの目的は
つまるところ 医療事故を未然に防ぐこと
よりよい医療を作り上げることにあると思います.

一人でも多くの職員、そして地域の皆さんの
力をお借りして、この目標が達成できればと
思います.
よろしくお願いします.
by yangt3 | 2006-12-07 14:19 | ニュース