可茂救急の会(仮称)
2007年 02月 11日
親しくお話する機会がありました.
医師、看護師への道もなかなか険しく
また医師、看護師の国家試験を合格して
現場にでても
それからまた長い修練が続きます.
救急隊、救急救命士の方々も同様で
かなり大変な訓練をされているそうです.
海上保安庁の機動救難隊員たちの活躍を描いた映画
海猿ーLIMIT OF LOVEー
が記憶に新しく、この映画に感銘を受けた方も
たくさん見えると思います.
主人公の仙崎が海難救助のエクスパート潜水士になるために
ハードな訓練に挑んでいきます.
最終章の LIMIT OF LOVE では
大海難事故における極限の救出のドラマが
繰り広げられます.
救急隊、救急救命士の方々が
海猿と同じくらいのハードな訓練を行っていることを
皆さんはご存知でしょうか.
----------------総務省消防庁 救命救助課
http://www.fdma.go.jp/html/intro/form/kyuu.html
総務省消防庁のホームページの記事によれば
ー 消防救助隊は、現在全国に約1,500隊設置されており、
火災、交通事故、自然災害などの災害からの人命救助に
日夜活動しています。消防庁では、最新の装備等による
救助活動技術の向上等を目指し、救助技術の高度化に関する
検討等に取り組んでいます。また、近年における世界情勢を踏まえて、
多数の死傷者が発生する生物剤、化学剤、爆発物を用いたテロ行為が、
万が一に発生した場合に対しても、迅速に対処出来るように
対応力の向上にも取り組んでいます--------------------
とあります.
救急救命士の中には、海猿と同じように
潜水の訓練も受けた方がいます.
同じような、いやそれ以上に過酷な環境の中での
救命救助活動の現場が待っているからです.
一般市民の方や、病院スタッフの中にも
救急隊、救急救命士の実際の活動の全てを
知っているわけではありません.
私も救急救命士さんたちと、お話しすることで
初めて彼らの過酷な訓練や環境を知ることができました.
そうい文脈において
地元の救急隊、救急救命士の方々と
私たち東可児病院スタッフが中心となって
可茂救急の会(仮称)を立ち上げたいと思っています.
あくまで非公式な集まりですが
救急に関心がある人たちに広く集まっていただいて
それぞれの体験や知識、経験を
共有できる場にしたいと考えています.
病院や救急室の中では、法的な問題や様々な縛りがありますが
救急の会では
お互いに分け隔てなく、思うところを語り合える会に
して行きたいと考えています.
皆さんのご賛同とご参加をお待ちしています.
今後の活動予定は、このブログでご紹介したいと思います.
東可児病院放射線科 松岡、循環器科 進が
とりあえずの連絡係として活動していきたいと考えています.