もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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全ての力を結集して

4月18日(水)に
病棟と透析室の合同カンファレンスが
開催されました.

これまで個々の症例に
個別に対応していたわけですが
関連するスタッフ、看護師、臨床工学士、
医師が一同に介して
まず病棟の透析患者さんのケアについて
部署の垣根を越えて集学的な話し合いの場を
設けることになりました.

わずか1時間あまりでしたが
さっそく有意義な議論が交わされていました.

これからこうした部署どうしの様々な組み合わせの
クロスオーバーしたミーティングを
どんどん開いていって
組織の風通しをもっともっとよくしていきたいと
思っています.

全ての力を結集して_a0055913_15375741.jpg





当院でもオーダリングを始めとして
様々な診療の電子化が進められています.
そうした中で、やはり基本は現場です.

何度も現場に足を運び
自分の目で、自分の耳で、自分の手で
よく見て、よく聞いて、よく触って
自分でベッドサイドにいって
現場の情報収集を行うという
基本こそが大事な診療、診断の基礎になることは
いうまでもありません.

病棟看護師、透析スタッフ、外来、救急
様々なスペシャリストの部門の
様々な専門職の専門的な立場からの
現場での生きた経験を
言葉ではなく
びちびちの、熱々の経験を
そのまま伝えあうことのできる場があれば
それこそが本当に生きたカンファレンスだと思います.

病院内だけでなく
病院の枠をこえて、地域の救命スタッフや
さまざまな専門職種や市民の人たちとも
こうした熱いミーティングを開くことができたら
さらにもっとすごいことになると思います.

会議のために会議ではなくて
本当に必要でためになるミーティングを
これからもいろいろと実践していきたいと思います.

救急疾患、重症疾患のみならず
慢性的な日常的な疾患のケアについても
専門職の垣根を越えて
話し合いやミーティングを持つことで
新たな突破口が見つかるように思います.

余談ですが、最近
病棟の若いスタッフが順番に
心臓カテーテル検査、治療の見学に入っています.
先日もとある若いスタッフが
ちょうど狭心症症例のカテの見学に入りました

治療が終わった後、その若いスタッフに
見学して勉強したことは、ちゃんと
レポートとして記録したほうがいいよと
話したところ
見学後数日で、立派なレポートを仕上げてきました.

何事も百聞は一見にしかず.
生きた経験と、生きた経験の共有こそが
これから必要になるのだと感じました.

そんなわけで私たちの病院も
新しい病棟ができたばかりでなく
こうしてさまざまな部署に新しい若いスタッフが
加入して、これからが
本当に楽しみだとしみじみ思っています.
by yangt3 | 2007-04-19 00:12 | コーヒーブレイク(雑談)