消防救急車 登場!
2007年 04月 21日
あると思いますが
私の子供たちは、救急車、消防車、パトカーなど
緊急自動車が大好きです.
街ですれちがえば「あ!救急車だ!」と
大喜びだったりします.
当直や緊急呼び出しでなかなか
家に帰ることのできないパパのために
小さい頃から、病院にきて
お弁当を届けてくれたりしていました.
だから子供たちは白衣の人をみても
それほど怖がることもありません.
そんな子供たちにとってびっくりするような
救急自動車が誕生したそうです.
消防救急車だそうです.
-------------京都新聞 2007.04.19
1台2役 救急車”空白地“解消
北消防署・中川出張所 消防救急車を配備
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007041900112&genre=K1&area=K1A
消防と救急の機能を兼ね備えた「消防救急車」が
このほど、京都市北区中川の北消防署中川消防出張所に
配置された。千葉県松戸市に続き全国で2台目。
大きさは救急車とほぼ同じで、車体中央に
小型動力ポンプやホースを積載し、
後部には患者を搬送するスペースがある。
救急スペースには、搬送用ベッドをはじめ、
人工呼吸器や生体情報モニターなどの医療器具を
装備している。車体のデザインは白と赤の2色で、
サイレンも2種類鳴らすことができる。
これまで中川消防出張所に救急車はなく、
急病人は応急手当程度の対応しかできない機材搬送車で、
北消防署から来る救急車に引き継いでいた。
これまで1人体制だった同出張所が今月から2人に
増員されたのに伴い、普段は消防車、救急時は
救急車として使える消防救急車の導入を決めた。
北消防署は「高度な医療器具を使った素早い手当が
可能になる。必ず同乗してもらっていた
消防団員の負担も減らすこともできる」と話す。
消防救急車の出動エリアは同区中川、小野郷、雲ケ畑地域。
中川自治振興協議会の中田正信会長(58)は
「消防車と救急車が合体した車ならどちらにも
対応できると聞き、大変喜んでいる。
職員が2人体制になったのも心強い」と話した。
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心肺蘇生(BLS)、AEDを始めとして
以前にもまして、病院に当直する前の
適切な治療と診断への関心が高まっています.
つまりは全てを病院にまかせるのではなく
心肺停止への対応は、市民の方々の参加が
非常に重要になります.
また脳梗塞の超早期治療として
TPAが使用されるようになり
脳梗塞発症後3時間以内の、素早い的確な診断と
適切な医療機関への迅速な搬送が
重要になってきています.
そんな時代の要請に応じて
地域の救急隊、救急救命士の皆さんは
連日の激務の傍らで最新の知識と技術の習得に
切磋琢磨しておられて、頭がさがります.
病院に到着する前に救急隊、救急救命士の皆さんによって
提供されるプレホスピタルケアを
さらに充実させるために
救急車もどんどん高性能化、高度化が必要です.
現在全国配備が議論されている
ドクターヘリも含めて
よりよきプレホスピタルケアの充実のために
この消防車と救急車が一体になった消防救急車も
一つの答えかもしれません.
一人でも多くの人を救うために
多くのマンパワーと、高度な機器の投入を
地域の救急、消防設備の充実を
これからも願うものであり
地域の一員として、それを支えていきたいと思います.