もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

不健康な生活が若者を危険に

今だから言えることですが
学生の頃、研修医の頃は
本当に不健康な生活でした.

試験前の夜更かし、徹夜勉強
不規則な食生活など.
さらには、仕事を始めてから
増えた職場での飲み会など.

それだけで十分に身体に悪そうですが
医者の生活そのものが
きつい、苦しい、忙しい、休めないなどで
不健康の極みでした.

そんな私も家族を持つ身となり
自分の健康管理も仕事のうちと
少しは気をつけるようにはしています.
なかなか、忙しさで思うようにいきませんが.

a0055913_1035667.gif





-----------NIKKEI NET 200.04.20
不健康な若者は心臓の血管を痛めつけている
http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20070502hk001hk

  喫煙習慣、過体重、血圧やLDL(悪玉)コレステロール、
 血糖が適正値以上を示す不健康な若者は、
 健康的な若者に比べて、15年後に
 心臓を養う動脈(冠動脈)にカルシウムが沈着するリスクが
 3倍高くなることが、米国での若者を対象とした研究で
 明らかになった。冠動脈へのカルシウム沈着は、
 心疾患の強力な予測因子となる。

 1985年に開始された米国立心肺血液研究所(NHLBI)による
 「若年成人における冠動脈リスク進展(CARDIA)研究」では、
 米アラバマ州バーミンガム、イリノイ州シカゴ、
 ミネソタ州ミネアポリス、カリフォルニア州オークランド在住の
 18〜30歳の黒人・白人約5,100人を対象に、
 心疾患のリスクファクター(危険因子)を測定し、
 15年間にわたる追跡調査が実施された。

 NHLBI所長のElizabeth G. Nabel博士は
 「研究結果は、我々に予防を目的とした心疾患のリスク評価は、
 可能な限り早期に行うことを促すものである。
 今回の研究で評価したリスクファクターは、
 すべて改善可能なものであり、不健康な若者が
 早期に健康の適正レベルに戻り、それを維持することで、
 健康な心臓で中年期を迎えられる」と述べている。
------------------------------------------------------------------------
私自身の経験によれば
若年者の心筋梗塞、狭心症症例が何例かありますが
皆さん、糖尿病、高脂血症、喫煙のどれかの
リスク因子がありました.

幸いに、私の担当した方々は
皆さんカテーテル治療で良好な結果が得られ
その後は、健康的な生活を
取り戻されていました.

若さだけでは、安心できないということで
年齢に関係なく、健康的な生活を
心がける必要がありそうです.

逆にいえば、中高年の世代の方々は
健診や、それぞれの健康意識の高まりによって
自ら進んで健康管理や医学指導、医学治療を
受けられる方が増えており
高脂血症、糖尿病、高血圧などの治療も
早期に開始することが可能です.

いわゆる若年者の方々でも
不健康な生活でさまざまな冠動脈の危険因子が
増えているにも関わらず
適切な健康管理、適切な食事、生活改善がなければ
若年者狭心症、若年者心筋梗塞を
発症するおそれがあります.

お肌のきれいさとか、たくましい筋肉とかと違い
血管の健康は、なかなか見た目では
わからないので難しいかもしれません.

本当に若くて健康な人というのは
循環器の医者にいわせると
血管がきれいで健康な人だと思います.

まずは健康的な食生活、健康的な生活からですね.

カテチームの若者たちには
不健康なオンコールを強制して申し訳ないです.
プライベートタイムの時に
ちゃんと調整しておいてください(笑)
あまりお酒を飲みすぎたり
ハメをはずさないように(笑)
by yangt3 | 2007-05-07 10:32 | ニュース