もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

時には視点を変えて

今回の学会出張で、実は初めて
東北新幹線に乗車しました.

わが家では、鉄道好きの子供たちが
よく新幹線のビデオを小さい時から見ており
東北新幹線を走る各車両も、映像では見ていました.

郡山への行き帰りともに、
Max やまびこ に乗車しました.

a0055913_0114639.gif


2階建て車両にも、今回初めて乗車しました.
この車両の一階部分に乗りましたが
いつも乗っている東海道新幹線と違い
2階建ての一階部分の座席は、かなり視点も低くなり
駅構内に入っても、まるで地面をはうような感じで
不思議な体験でした.

まるで子供になって、小さな子供の視点から
新幹線の窓の風景を眺めているようでした.

何事も、ちょっと視点を変えてみるだけで
見慣れた風景も、また新たな目で見る事ができます.



英語でいうところの
SeeとLookの違いというのでしょうか.
ただ、ぼーっと、目に入るということと
見て中身を理解するという事は、全く別の作業です.

往々にして、知らない事、経験のないことは
見えていても、理解できないことがあります.

仕事の場でも、人間関係でも、
そして救急の場でも、知らないこと、経験のないことは
見えていても、理解できない、
つまりは、前触れの症状やサインがでていても
理解できず、予測した予防的な行動がとれないことになります.

仕事に追われて、ついつい
患者さんへの心の配慮や、家族の方への配慮が
忘れられがちになることがあります.

説明(いわゆるムンテラ)も流れ作業になり
機械的になってしまうと、大切なものが
抜け落ちてしまう気がします.

患者さんの立場になってとは
よくいわれることですが
日々、それを実践することは、本当に難しい事です.

そんなわけで時に視点を変えてみるという事は
今まで見えていなかった真実を
また知る事ができて
医療現場でのコミュニケーションを
より深める事に繋がると思います.

学会や研究会に参加して
様々な施設の先生たちの、様々な研究成果や経験を
聞かせてもらう事は
常識にとらわれて、上っ面だけを見てしまいそうになる
ついつい怠けようとする私の心の目を
刺激して叱りつけてくれるようです.

学会に行くたびに、いつも新たな発見があります.

学会に行くための日程や時間調整のために
出かける前は、仕事に追われてへとへとなのですが
学会から帰れば、また新たな気持ちで
新たな視点を得て
また頑張ろうという気持ちになります.

64歳にして学位を取得した先生がおられるそうです.
この方に負けないように
まだまだこの先、
地域医療の充実のために医療の実践だけでなく
学会活動、研究も続けていきたいと思います.

---------山梨日日新聞 2007.06.21
最高齢の医学博士が誕生 山梨大大学院
64歳の江口英雄・富士吉田市立病院長
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/06/21/13.html

a0055913_0123482.jpg


  富士吉田市立病院の江口英雄院長(64)は今春、
 山梨大大学院医学工学総合教育部博士課程を修了し、
 医学博士の学位を取得した。六十四歳での博士号は
 同大学院では最高齢。病院長の仕事と両立させ、
 専門分野の大腸がん研究に取り組んだ。
 江口院長は「地域医療の充実に向けて今後も
 研究を続けたい」と話している。
 江口院長は一九六八年に横浜市立大医学部を卒業した。
 江口院長によると、当時は学園紛争が盛んで
 「大学院ボイコット」の風潮があり、
 自らも大学卒業後は医師となった。
 転機が訪れたのは還暦を迎えた二○○三年の
 上野原町立病院(現上野原市立病院)院長時代。
 「何か忘れ物をしている気がした」(江口院長)と
 博士号のことを思い出し、一念発起して
 山梨大大学院の門をたたいた。
 以来「病院長」と「大学院生」の二つの生活が始まった。
 同町立病院や大月市立病院、富士吉田市立病院のトップとして
 病院運営に携わる一方、夜間は中央市のキャンパスまで
 車を走らせ、講義を受けた。
--------------------------------------------------------------------
やる気には、定年はないということだと思います.
まだまだこれからですね.
by yangt3 | 2007-06-23 00:14 | ニュース