もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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もっと明かりを

病院には通常、非常電源設備が完備してあって
よもやの停電の時にも対応できるようになっています.

考えても見れば、人工呼吸器を始めとして
さまざまな医療機器は電気がなければ
動かす事ができず、ひいては人命にかかわるからです.

とはいうものの非常電源設備では限界があります.

私にも停電で苦労した経験があって
医療機器の電源は確保されたものの
エレベーターは動かず、緊急透析を必要とする患者さんが
発生してしまいました.

人を人力で運ぶか、透析機を運ぶか
安全性と重量を考慮した上、皆で透析機械を抱えて
階段を移動したのは言うまでもありません.

最先端の医療といえども電気がなければ
随分、苦労してしまいます.

a0055913_04770.jpg





-----------------CNN.co.jp 2007.07.31
停電になった手術室、携帯電話の明かりで手術を完了
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200707310034.html

 ブエノスアイレス──アルゼンチンの病院で停電が発生したとき、
 レオナルド・モリーナさん(29)は手術室の手術台で、
 虫垂炎の緊急手術を受けている真っ最中だった。
 真っ暗な中、医師らは、モリーナさんの家族らが持ち寄った
 携帯電話の明かりの下で手術を続行し、無事に終えた。

 アルゼンチン中部サン・ルイス州のメルセデス村で、
 今月21日に起こった出来事だった。

 病院の広報担当によると、停電時などに動くはずの自家発電機が
 作動しなかったという。

 モリーナさんの兄リカルド・モリーナさん(39)は、
 地元紙ナシオンに対し、約1時間は停電したと話している。
 また、レオナルドさんの麻酔が切れてしまったとも。

 一方、病院長は同紙に、停電中に続行した手術時間は、
 最大でも20分間だったと反論している。
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携帯電話で明かりの代りにしたとは
まるで映画のようです.

こんな暗い明かりで無事に手術を終えた外科医は
本当にお疲れさまでした.

携帯電話の暗い光で無事に手術を終えるとは
なかなかできないのではないでしょうか.

iPhone くらいの大きな液晶なら
明るいでしょうが(笑)

それにしても携帯電話の明かりなんかではなく
懐中電灯とか、もっと他に
明かりがあると思うのですが、いかかなものでしょう.

虫垂炎程度といったら失礼ですが
もっと複雑な腹部手術、胸部手術などであったら
なかなかこんなふうには行かなかったでしょう.

不測の事態にいつでも
最良の行動がとれるかどうか.

とりあえずは、インフラも人材も予備兵力も含めて
準備を怠りなくというところでしょうか.

普段、目に見えない所に
時間と人材とお金をかけるということは
なかなか大変なことです.
by yangt3 | 2007-08-04 00:05 | ニュース