体内植え込みチップ
2007年 12月 02日
自分専用の血圧計さえ購入すれば
自宅で、血圧測定が可能になります.
わざわざ病院に足を運ばなくても、
自分の病気の管理が可能なわけです.
ところが糖尿病、高脂血症、そして
心臓病のためにさまざまな薬を内服している方は
定期検診のためには、病院に通院して
血液検査を受ける必要があります.
血糖値に関しては、家庭測定用のチップがあり
患者さん自身が血糖を測定して
自分の血糖管理を行っています.
それでも毎日針を刺して調べるとか、煩雑さは
否めないところです.
もっと簡単に血糖データを得る事ができないか.
体内植え込みチップを使った方法が発表されました.
--------ITmedia News 2007.12.01
糖尿病患者向けに体内埋め込みRFIDチップをVeriChipが開発へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/01/news007.html
体内埋め込みRFIDチップ開発の米VeriChipは11月28日、
糖尿病患者の血糖値を測定するための
体内埋め込みRFIDチップを開発する計画を発表した.
RFIDとGPS技術メーカーの米Digital Angelおよび
バイオ企業の米Receptorsと提携して開発に取り組む.
計画の詳細は、12月4日にニューヨークの
グランドハイアットホテルで開催されるイベントで公開するという.
糖尿病患者は、毎日指に針を刺して血糖値を測定しなければならない.
しかしRFIDチップを体内に埋め込むことによって、
頻繁に針で刺すという行為を回避することができるとしている.
VeriChipはイベントに先立ち、チップ機能や技術の詳細を説明した
ホワイトペーパーを発行する予定だ.
このチップは、4カ月から6カ月に1回、注射で体内に送り込むだけで、
血糖値のデータを何度でも入手することが可能という.
体内チップの植え込みというのは
まるでSFのようですが、
リストバンドに取り付けるタイプも応用されているようです.
----------------ITmedia 2006.08.25
RFID使った乳児保護システム、VeriChipが販売
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/25/news065.html
様々な生体データが針をささずに
痛い思いをせずに、何度でも簡単に調べる事ができれば
本当に夢のようです.
アメリカでは、こうした体内チップの技術に対して
FDAが認可を出しています.
賛否両論はあると思いますが
技術の進歩をきちんと見極めていく必要はあると思います.
医学的な問題だけでなく、倫理的な問題の議論も必要に
なりそうです.