もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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AEDのトレーニングは中学校から

自分の小学校、中学校の頃を振り返って見ると
あまり心肺蘇生とか救命講習とか
真剣に勉強する機会がありませんでした.

救急救命士制度もなく、AEDも普及する遥か昔の事なので
しょうがないですね.

本格的な心肺蘇生を学ぶのは医学部に入学してからでした.
とはいうものの、講義は断片的なものが多く
現在のような系統的なBLSやACLS講習などもなく
系統的な講義もありませんでした.

医学生は各自、教科書などで自主的に勉強していました.

研修医となってからも、実技優先、現場優先で
上司から指導を仰ぎながら、
実地で心肺蘇生を覚えていくという感じでした.

研修医1年目の時に、初めて遭遇した
CPA(そのころはDOA ; Dead on arrival)症例は、強烈なインパクトを
私に残したのでした.

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時代は移り変わりました.
いまでは子供の頃から心肺蘇生を学ぶようになりました.

中日新聞:関市がAEDとCPRの講習開始 中1生にキット配布:岐阜(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080521/CK2008052102012942.html

 関市は、市内の中学一年生八百八十三人に、
 心肺蘇生(そせい)法(CPR)と
 自動体外式除細動器(AED)の操作を学べる
 トレーニングキットを配布し、
 十九日から救命救急講習を始めた。
 七月二日までに、十一校で順次実施する。
 全国でも初めての試みという。
 洞戸中学校での講習会には、生徒十四人が参加。
 解説DVDを見ながら、
 人形とAEDのスイッチ類が印刷されたプレートで訓練した。
 指導には、
 特定非営利活動法人(NPO法人)
 岐阜救急災害医療研究開発機構のメンバーらが当たった。
 北村哲也君(12)は「命が助けられるなら、
 勇気を出してやってみたい」と話していた。
 中濃消防組合消防本部の早川好美救急救命士(53)は
 「子どものころに操作を学ぶのは有意義。
 続ければ、きっと身につく」と話していた。
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私の子供が通う地元の小学校のお母さん達も
心肺蘇生講習への意欲が高まっており
大切な人は自分で守る、という気持ちが
拡がりつつあることを実感します.

こうして心肺蘇生を学んだ子供たちがどんどん増えて
その子供たちが大人になる頃には、
素晴らしい救命の連鎖ができ上がる事と思います.

さて私もきたる6月28日、6月29日に
岐阜ACLSトレーニングサイト サイト長の間渕先生の御好意により
ACLSコースを受けることになりました.

地域の救命救急のために
絶え間のない努力と勉強だということで
頑張りたいと思います.

私たちの病院もモチベーションの高い若手スタッフが増えてきて
それぞれにJPTEC、BLS、心電図講習などを
自主的に受講して勉強しています.

医師の側も負けないようにと思います.

循環器医なので外傷系はあまり得意ではありませんが
救急への気持ちは負けないようにと思います.

ご存知 nozakoji 先生の「新・救急医療って難しい・・・。」
にて
 国際緊急援助 被災者を救え 
 国際緊急援助隊医療チーム 派遣シミュレーションゲーム
 http://nozakoji.exblog.jp/7129703/

が紹介されいますので
ぜひ記事をご覧くださいませ.
by yangt3 | 2008-05-21 10:42 | ニュース