もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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外国の方の救急対応のために

救急や時間外には、時々、外国の人たちが訪れます.
通常の外来を受診する時には、まだ余裕があって
通訳をかねる知人が付き添ってきたり
片言の英語や日本語の助けを借りて何とかなります.

こと外国の人たちの救急となると
コミュニケーションをとるのが大変です.

例えばゆっくり話せばなんとか聞き取れる英語であっても
ネイティブ英語の人が慌てて早口で話されると
かなり聞き取ることは困難です.
おまけにこちらの片言英語では、らちがあきません.

地域柄かブラジルの方の受診も多く
日本語も英語もわからないとなると
まるでジェチャー大会のようになってしまいます.

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そんなわけで急病となった外国の方を受け入れるためには
こちらも相応の準備が必要になります.

どこの医療機関、救急隊の方々はそれぞれに工夫をこらして
対応していることと思います.

神戸で急病の外国人の支えにと
12カ国語で救急ガイドを作成されたそうです.

 神戸新聞|神戸|急病の外国人の支えに 12カ国語で救急ガイド作成
 http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0001059932.shtml

 神戸市内で暮らす外国人が救急車を利用しやすいようにと、
 外国人支援に取り組む「多文化共生センターひょうご」(東灘区)は、
 日本語と対訳式の「多言語版 救急時情報収集ガイド」を作成した。
 英語や中国語など十二カ国語で病名や処置の内容、症状などを表記。
 指をさすだけで、患者と救急隊員がコミュニケーションを取れるように
 工夫されている。近く、市消防局の救急車全三十一台に配備される。

 同センターによると、日本語が分からない外国人の中には、
 救急隊員にうまく説明できないため、
 急病でも救急車の要請を控える人がいるという。
 市内の救急車には約二十年前に作成された
 「外国人救急ノート」があるが、
 ニーズの高い言語が含まれていないため、
 同局の協力を得て新たにガイドを作ることにした。

 ガイドにはポルトガルやスペイン、ロシア、ベトナム語などを採用。
 外国語と日本語の対訳式で、平仮名とローマ字で構成する
 「やさしい日本語」も含めた。

 日本語が分からない患者から救急車の要請があった場合、
 救急隊員はまず、「私たちは、神戸市の救急隊です」と
 書かれたシートを見せ不安を取り除く。
 けがをした理由や、「
 ずっと痛い」「刺すような痛み」など痛みの程度、
 「しびれる」「吐いた」など症状を指さしてもらう。
 妊娠中やアレルギーの有無なども伝えられるほか、
 検査の種類など医療現場で使われる用語集も付けた。

 同センターの北村広美代表は
 「救急車への配備とともに、外国人にも持っておいてほしい」
 と話している。
 ガイドは同センターのホームページ
 http://www.tabunka.jp/hyogo から取り込める。
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こんなガイドがあれば
救急対応の時に本当に便利ですね!

こちらがガイドです↓
 多文化共生センターひょうご
 多言語版 救急時情報収集ガイド

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対応している言語は
・日本語
・英語
・中国語
・韓国語
・ポルトガル語
・スペイン語
・タガログ語
・ロシア語
・インドネシア語
・ベトナム語
・タイ語
・ネパール語 の12カ国語となっています.

その内容は、記事にあるように救急車内に患者さんを収容しての
情報収集のための会話が主となっています.

同様の表現は、そのまま救急外来での情報収集にも使用できそうです.

外国の人ときちんとコミュケーションを取るというのも
大切なプレホスピタル・ケアということですね!

外国の人が救急で運ばれてきて慌てるのではなく
この国際化の時代に、前もって対応できるように
準備を行うのも大切な医療行為ですね.

全ての言語を職員やスタッフが堪能になるというのは
現実として難しいことです.
英語でさえ苦労しています(笑)

個人情報の兼ね合いがあると思いますが
病院に通院している外国の方々が
ボランティアのような形で言葉の指導や会話教室を
開いてもらったり
病院独自の、こうした救急ガイド、病院受診ガイドが
作れれば本当に素晴らしいと重います.

さらには、病院案内も病院のホームページも
いろいろな言語に対応できればすごいと思います.
言うは易し、行うは難しですが
地域でこんな試みも始められたらと思います.
by yangt3 | 2008-05-22 00:04 | ニュース