もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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燃え尽きないように...

人材不足です.スタッフ、人が足りません.
建物があってもベッドがあっても
ケアするスタッフや医師が足らなければ
患者さんを入院させることもできないし、救急もできません.

無理矢理、患者さんを入院させても
夜間、時間外は人手不足となり、ケアの質が落ちてしまえば
大変なことになります.

とはいえ、実際の現場では、文句をいう暇もなく
目の前の患者さんのために、日々スタッフは走り回っています.

熱意と体力で頑張っているスタッフには、本当に感謝です.

全国的にみても看護師の仕事はどんどん大変になってきています.

国立高度専門医療センターで看護師“バーンアウト” -医療・介護情報CBニュース-
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16147.html

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 今国会で独立行政法人化が審議されている
 「国立高度専門医療センター(ナショナルセンター)」で、
 看護師が2人夜勤を強いられ、夜間の緊急対応時に1人の看護師が
 30人以上の患者を診なければならない場合もあることが、
 5月21日にキャリアブレインに寄せられた関係者の証言で
 明らかになった。
 「看護師の緊張感と精神的負担は想像を超えるもので、
 患者に安全な医療や看護を提供していく上で問題がある」
 と訴えている。

 国の医療政策の中核を担う国立高度専門医療センターは、
 成育医療センター(東京都世田谷区)、
 がんセンター中央病院(同中央区)と
 がんセンター東病院(千葉県柏市)、
 国際医療センター戸山病院(東京都新宿区)と
 国府台病院(千葉県市川市)、
 精神神経センター武蔵病院(東京都小平市)、
 長寿医療センター(愛知県大府市)、
 循環器病センター(大阪府吹田市)の
 8病院がある。

 全日本国立医療労働組合(全医労)によると、
 循環器病センターと長寿医療センターを除く6病院の合計病棟数は85。
 このうち、夜勤時の看護師が3人以下の病棟は50に上り、
 いまだに15病棟では準夜・深夜とも2人夜勤体制を強いられている。

 成育医療センターでは、13病棟のうち3病棟が2人夜勤で、
 同センターの看護師の話では「勤務前の(患者)情報収集や
 残業を含めると、一日の半分は病棟に拘束される状態が慢性化している」
 という。特に問題なのは、患者の夜間の急変時で、
 1人の看護師が急変した患者に付ききりになるため、
 もう1人の看護師が他の30人以上の患者を看なければならず、
 「事実上、1人夜勤の状態になる」ことだ。
 2人夜勤のある病棟では今年3月、看護師17人のうち5人が退職。
 同センターの看護師の退職者数は、2006年度に75人、
 07年度に62人となっており、
 離職率は、日本看護協会がまとめた全国平均の12.4%(常勤看護職員)を
 上回る約14-17%に達している。

 全医労の昨年10月の調べによると、
 国立高度専門医療センター6病院
 (循環器病センターと長寿医療センターを除く)では、
 夜勤に従事した1763人の看護師のうち、
 719人が月9回以上の夜勤で、
 成育医療センターの看護師は
 「常に疲労感が残り、体調管理も難しく、
 “バーンアウト”する(燃え尽きる)可能性がある」と警告している。
(後略)
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私の病院も似たような状況です.
みんな、かなり大変そうです.

慢性患者さんが中心で、病状が落ち着いている人ばかりであれば
夜間勤務が2人だけでもなんとかこなせるでしょう.

とはいうものの病院では、何があるかわかりません.
突然の病状の変化、増悪いわゆる「急変」となれば
病院中がばたばたしてしまいます.

夜間スタッフが少ない中に、重症の患者さんが搬送されれば
また同様に病院中がひっくり返ってしまいます.

たくさんの救急や重症患者を多数、24時間受け入れる余裕のある病院は
それほど多くはないと思います.

記事にあるように国立系病院でさえ、この現状なのです.

厳しい職場環境で、モチベーションをあげて
頑張ってくれる若手スタッフには、本当に感謝です.

1) Vf・・・
  http://blogs.yahoo.co.jp/tamaoking1029/8940100.html

2)AEDで多くの人の命が救われる
  http://fifty50.exblog.jp/7142663/

千手観音のようなわかにはいきません.
体力も知力も限りのある我が身としては
目の前の患者さんのことに一生懸命にやっていくだけです.

今のスタッフ不足の中では
もし病院の中で急変、心肺停止が発症して対応を迫られれば
それ以上に、重症の急変患者やCPA救急を受け入れる余裕は
ありません.

私たちもこの現状をなんとかしたいと感じていますが
とにかくも燃え尽きることなく、
モチベーションを維持していって、少しでも多くの仲間を
作りながらやっていくしかないでしょうね.

日曜日の朝に、病棟でカルテ書きをしている
若手スタッフと話をしていて、ちょうどブログの話になりました.

頑張っていること、自分の今やっていることを
何らかの形で発信することで
それを呼んだ人がまた元気になれるのがブログの魅力だということを
その若手スタッフに伝えました.

また彼もブログを開設して、情報発信してくれるものと期待しています.

なにかと忙しくて、ストレスも多くて苦しい日々ですが
ブログを読んで頂いている皆の力が励みになっています.
by yangt3 | 2008-05-25 14:30 | ニュース