もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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毀誉褒貶(きよほうへん)

毀誉褒貶(きよほうへん)とは
ほめることと、そしること。人をほめたり悪口を言ったりすること
だそうです.
「誉」「褒」は、ほめるという意味であり
「毀」「貶」は、そしること、悪口を言う意味になります.
それぞれ同じ意味の語を2つ重ねて強調した四字熟語です.

毀誉褒貶を英語で言えば praise or censure だそうです.

仕事を長く続けていれば、いつも いい顔、いい人ばかり
というわけには行きません.

病院の仕事で言えば、心臓病を患っているのに
なかなかタバコを止められない患者さんには
禁煙という目標を達成してもらうために
ついついきつい口調で指導する必要があります.

血糖値が高いのにもかかわらず甘いものが止められない
食餌療法が守れない場合にも
きちんと指導しなければなりません.

聞きたくない話をされて病院でしかられるよりも
優しい言葉、甘い言葉がついつい聞きたくなるのも人間だから
しょうがありません.

医師も医療スタッフも、患者さんの健康を守るという目的のため
時に嫌われることも口にしたりしなければなりません.
まだまだ修行が足らない私としては毀誉褒貶相半ばというところでしょうか.

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(映画 八甲田山の意味するところは....)





「体に悪いから、タバコ止めてくださいね.」
「はいわかりました」
そんな会話だけで禁煙できたら、仕事がどんなに楽か.

「血糖値下げるために、甘いもの控えて運動してくださいね」
「はい、がんばります}
これで簡単に食餌療法ができれば
糖尿病専門スタッフもこんなには苦労はしませんよね.

医療という仕事にかかわるスタッフも
毀誉褒貶が激しいです.

先の記事への miya_sei さんのコメントにもあるように
昨今の「助かったときは当然。何かあると責任問題」な風潮が問題です.

紙のごとき医師や、マスメディアによく登場する医師が
時代の寵児としてマスコミにもてはやされる一方で
医療事故報道に対する扱いは、やはり通り一遍というか
報道で医療を良くしようという心意気を
感じる記事が少ないのが残念です.

毀誉褒貶
医師や医療スタッフは、けなされたり、ほめられたり
いろいろなことがありますが
結局のところは医療者としての自分の信念に基づいて
仕事を頑張って続けている真面目な人たちばかりです.

悲しいことに 同じ病院の中でも
部署により微妙なセクショナリズムがあり、お互いの毀誉褒貶が
飛び交う現実があります.

同じ志を持って仕事をしているのに
細かなことで意地をはりあったりプライドが邪魔をするのは
悲しいことというか、おろかなことです.

狭く小さい組織でも、簡単な意思統一が困難なわけですから
自治体レベル、国家レベルではさぞや大変だと思います.

最近やるべきこと、やらなければならないことが多すぎて
本当に時間がないと毎日焦って過ごしています.

待ったなしのこの現状はどうなっていくのでしょうか.
by yangt3 | 2008-10-24 21:10 | 一般