もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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ネットワークーこんなこともあるんですね.

この月曜日から心臓CTの撮影にスタッフと共に
取り組んでいます.

心臓CTで画像をとることは、まあなんとなくわかったかな
という感じです.

問題は、心臓CT画像を解析するザイオワークステーションの方でして
連日、放射線科の若手スタッフが、インストラクター付きっきりで
マスターするべく頑張っています.

循環器医としての私は、たまに彼らのそばにいっては
「もう少し、こんな画像が欲しいんだけど」とか
「もうちょっと、ここの所、詳しく見れないかなあ」とか
茶々を入れるだけなので お気楽なものです(笑)

私のザイオ専用端末が届いたその暁には、マニュアル片手に
ちゃんとマスターするつもりです.
いまは、ブログの記事を書いたり、心臓CTのチラシを作ったり
心臓のパンフを新しくしたり、なにかといろいろと忙しいので...

私を含めて、スタッフ全員がザイオを使えるようになった時には
全国のザイオユーザーの皆様と交流できればと楽しみにしています.

とりあえずは近隣での心臓CT、ザイオ勉強会などが
開けるといいと思っています.

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医療の世界もスタンドアローンではなくて、ネットワークが
とても大切なことですから.

そんなわけで、こんな記事を見つけました.

 CNNが伝えた機器でレーザー手術、青年の命救う
 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200902080014.html




  (長文ですが記事より引用させて頂きます)
 ーロンドン(CNN) 米ノースカロライナ州でこのほど、
  最新式のレーザーメスを使った脳腫瘍の手術が成功し、
  1人の青年の命が救われた。
  担当医は3日前にこの機器をCNNのニュースサイトで知り、
  急きょ取り寄せたという。

  患者はブランドンさん(19)。
  昨年12月に激しい頭痛と意識の混濁を起こし、
  同州ウェークフォレスト大の救急センターへ運ばれた。
  検査の結果、脳の中央部に非常に大きな腫瘍があることが判明。
  担当の神経外科医、トーマス・エリス博士は2日後、
  6時間にわたる手術を行ったが、
  除去できたのは腫瘍の約2割にすぎなかった。

  「腫瘍の組織は非常に硬く、切除しようとしても
  5分でメスの刃が鈍くなってしまうほど。
  メスを何本も取り替えたが、完全に取り除くことは不可能だった。
  15年の手術経験で最も手ごわい腫瘍だった」と、
  エリス博士は振り返る。

  残された道は放射線治療と思われたが、
  これほど大きな腫瘍ではそれも難しい。
  落胆のうちに帰宅したエリス博士がいつものように
  CNNのサイトを開くと、
  医療ページの見出しが目に飛び込んできた。
  軍事用の技術を活用して、
  精度の高い二酸化炭素レーザーメスが
  実用化されたというニュースだった。

  マサチューセッツ州ボストンのオムニガイド社が
  昨年9月に発売した「ビームパス NEURO」は、
  正確な操作が可能なペン型の機器。
  脳や神経などでこれまで手術が困難だった位置でも、
  周囲の組織を傷つけずにレーザーをあてることができ、
  実際に成功例も報告されているという。

  エリス博士はその夜のうちに、
  記事で紹介されていた神経外科医に連絡。
  この医師からオムニガイドを紹介され、事情を話した。
  「72時間後には、ビームパスが送られてきた。
  同社から派遣された医師の説明で、
  使い方はすぐに分かった」と、同博士は語る。

  レーザーメスによる再手術は翌日に行われた。
  4時間後には、残っていた8割の腫瘍がすべて取り除かれ、
  ブランドンさんはその日のうちに食事ができるまでに回復した。
  再発の可能性には注意する必要があるが、
  術後の経過も順調だという。

  「新たな機器の登場で、脳神経外科の手術現場は
  今後大きく変化するかもしれない。
  いずれにしても、こうやって困難を乗り越え患者を救うことが、
  われわれ神経外科医の生きがいだ」と、エリス博士は話している。

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(記事に掲載されていた写真です)
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こういうこともあるんですね.

私もブログを続けている管理人として、
日々様々な情報をチェックしていますが
この記事のように、CNNのサイトをチェックすることで
患者さんの手術の成功に繋がる情報を得たというの’は
素晴らしいことですね.

CNNの医療関連のニュースは、たしかにこうした
最新医療に関する記事も多いので、私も毎日チェックしています.
エリス博士のように電話をかけることはありませんが
ブログの記事には、こうして役立たせてもらっています.

残念ながら、日本語のサイトの多くは、
医療関係の記事こそあるものの、一般の方向けの内容のものが多く
医療関係者向けの専門的な記事が少ないのが現状です.

私の専門とする循環器分野でも、日本語のサイトでは
あまりこれ!というものがないですね.
だから、ブログの記事にいつも悩んでいるのですが(笑)

書籍や文献を読むよりも、実際にやっている人の話を
直接聞くのが一番の早道であることは、医療の分野でも同じです.

だから医師は、暇を見つけては、学会や研究会などに
頑張って通って、その道のプロ達の話を直接聞きにいくわけです.

とはいっても北海道や東北や沖縄、九州と
そんなに足繁く通い詰めることができるわけではありません.

そのかわり、循環器の世界でも、
いくつかのメーリングリストが活躍していて
そこで私たちは意見交換を行って、最新の情報を勉強しています.

私のつたないブログも、専門的な知識を全て網羅するという
百科事典的なものではなく
いろいろな役に立つ情報の架け橋になればいいなあと思います.

そんなネットワークの地域の中継点になることが
私のブログの存在意義かもしれませんね.

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まずは院内のOxiriXネットワークも完成させなくては!

追記;皆さんのコメントが日々のブログ活動の
  励みになっていますので
  ぜひ、いろいろコメントをお寄せ下さい.
  非公開コメントならば、私だけにしか読めませんので
  どうぞご遠慮なく!
by yangt3 | 2009-02-12 00:04 | ニュース