もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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自分の人生を救ってくれるものは?

悲しい話題が続く昨今、あまり元気の出る話もない日々ですが
久々にちょっと気になる記事を見つけました.

 1)元広告マンのスタバ店員 体験談がベストセラー、映画化も
  http://www.cnn.co.jp/business/CNN200902140001.html

 ニューヨーク(CNN) ある朝突然に言い渡された解雇。
 輝かしいキャリアから一気に転落した人生を、
 救ってくれたのはスターバックスだった――。
 60代で「スタバ店員」となった元広告マンの体験談がベストセラーとなり、
 全米で人気を呼んでいる。
 近く、トム・ハンクスのプロデュース、主演で映画化される見通しだ。

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こちらにも関連記事があがっています.

 2)“スターバックス”と雇用不安下での「生き方」論
  http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090212/185812/

話題の本のタイトルは
 『How Starbucks Saved My Life』です.
米国で2007年の秋に出版されたそうです.タイトルを直訳すれば
「いかにして“スターバックス”は、私の人生を救ったか」
ということになりますね.

面白そうな本なので、洋書ですが(翻訳本も見あたらなかったので)
アマゾンで、さっそく原作を注文しました.




(以下、CNNニュースの引用です)
 ー著者のマイケル・ゲーツ・ギル氏は、
  米誌ニューヨーカーの記事などで知られる
  文筆家ブレンダン・ギル氏の息子として生まれ、
  名門エール大学を卒業。
  広告大手J・ウォルター・トンプソンに勤めた。
  ディオールやフォードなど有名ブランドのキャンペーン企画で活躍し、
  重役に上り詰めた。家庭では5児の父となり、
  高級車に豪華な休暇と、華やかな生活を送っていた。

  だが勤続26年を迎えた5年前、朝食に招かれた席で
  突然の解雇を告げられる。
  あなたの報酬は高すぎる、
  若い人間に道を譲ってほしい――という理由だった。
  「外へ出たとたん、どっと涙が出たのを覚えているよ」と、
  ギル氏は振り返る。
  63歳にして、人生が暗転した。
  在任中に開業していたコンサルティング会社も店じまいし、
  さらに妻との離婚、脳腫瘍の宣告と、打撃が続いた。

  傷心の日々が続くなか、朝のコーヒーを飲もうと入った
  スターバックスで、ギル氏の人生は再び動き出す。
  ニューヨーク郊外ブロンクスビルの住宅地の一角。
  たまたま求人キャンペーン中だったその店で、
  店長に勧められるまま働くことに。
  ブランド物のスーツの代わりに緑のエプロンを着け、
  ラテを作ったり床を拭いたりする毎日が始まった。
  時給は10ドル(約900円)。
  「トイレ掃除は得意なんだ。
  フェラーリのようにピカピカに磨いてみせる」と胸を張る。
  「職を失ったのは天からの贈り物だったと、今は思っている。
  仕事はパートタイムでも、人生はフルタイムで、
  これまでにないほど楽しんでいるよ。
  すべての終わりと思えた失業は、始まりにすぎなかったんだ」

  体験談をつづった著書が
  米紙ニューヨークタイムズのベストセラーリストを飾り、
  講演の依頼も後を絶たない。
  映画化作品の監督には、「エレファント」などの作品で知られる
  ガス・ヴァン・サントが決まっているという。
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スターバックスといえば、アメリカでは大規模のリストラ計画を
発表して話題になっていました.

 3)米スターバックス、300店を追加閉鎖へ
  http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCPN8381.html

  ー ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)
  米コーヒーチェーン大手スターバックス(Nasdaq:SBUX)は28日、
  300店を追加閉鎖し、従業員7000人近くを削減する計画を発表した。
  同社は店舗網を広げすぎたことが裏目となり、
  景気後退(リセッション)を受けた売り上げ急減に
  引き続き苦しんでいる。
  全世界で4万店という目標の達成にこだわるあまり、
  同社は新規店舗の場所選びをおろそかにした。
  また映画や音楽といった他事業に進出したり、
  本業のコーヒーから逸れ、それ以外のさまざまな商品で
  店舗を埋め尽くすようになったりした。

  現時点でのスターバックスにとっての最大の課題の1つは、
  景気後退の中で自身のブランドを今後どのように
  位置づけ直していくかにある。
  (後略)
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こうしたきびしい現状を踏まえて
『How Starbucks Saved My Life』という本の
メッセージは、なお聞くべき点があると思います.

「リストラされても、自らの気の持ちようと考え方次第で、
幸せに生きていくことができるはず」
ということです.

CNNのインタービューに答えてこの本の著者である
Michael Gates Gill氏がこうこう答えたそうです.

「今、大手広告代理店の役員の職を、
 高給でオファーされたらどうするか」と聞かれて
 著者は
「決して受けない」と答えたそうです.
 さらに著者は
「栄達と贅沢を求め続ける生活」には不毛を感じるし、
 今の地に足が着いた生活の中で
 「仲間とお客さんに喜ばれながら生きていくことの幸せ」
 には掛け替えがない、と答えられたそうです.

「金銭的な意味での成功を追い続けても、
 どこまでいっても終わりがない。
 幸せに生きていくには、その価値観から離れて、
 新しい価値観によって立つしかない」と.

ここまで踏み込んで自分の価値観を変えていくのは
ちょっと大変そうです.

私なぞは、「22歳の別れ」という名曲の歌詞ではないけれど
「目の前にあった幸せにすがりついてしまった」
という感じになりそうです.

循環器医師としての私の場合は
様々な事情で、カテーテルを握れなくなったとき
その先をどうしていくか、ということになりそうですね.

今はまだ答えのでない問題です.
今のうちにやれるだけのことを、頑張ってみんなやっておこうと
思っています.

私の場合は、『How Mac Saved My Life』というところでしょうね.
Macとカテのない生活は考えられないです.
by yangt3 | 2009-02-16 07:44 | ニュース