もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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100歳のペースメーカー

100歳の女性のペースメーカー植え込み手術が無事に成功したそうです。

 100歳女性の心臓手術に成功 田辺の紀南病院
 http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=166464

  心臓の脈拍が遅くなる疾患「完全房室ブロック」を患った
 100歳女性の心臓手術に、紀南病院(田辺市新庄町)が成功した。
 術後の経過は順調で女性は22日に退院する予定。
 100歳以上の高齢者に対する心臓手術の成功例は全国的に珍しく、
 病院は「県内で初めてだと思う。
 
 心臓疾患で悩む高齢者に希望を与えられれば」と話している。

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自宅で転倒して右大腿骨頚部骨折が判明した100歳の一人暮らしの老人が
整形外科の手術の際に、不整脈を指摘されたそうです。

その不整脈は心臓の脈拍が極端に遅くなる状態で「完全房室ブロック」と
呼ばれる状態だったそうです。

完全房室ブロックについては、こちらをご覧ください。

 2)安全房室ブロック
 http://www.cardiac.jp/view.php?lang=ja&target=grade3_avb.xml

高度な房室伝導障害により、心房からの興奮が心室に全く伝導されない状態で
状態によっては、ペースメーカーの植え込みが必要になる疾患です。

当院でも90歳前半の男性の方の完全房室ブロックの患者さんに
ペースメーカーを植え込みした経験があります。

医師不足と地域の過疎化が心配される昨今の状況の中で
地域の医療機関としては、高齢の方々によりそった医療が必要になるという
ことなのではないでしょうか。

医療技術の進歩に伴い、カテーテル治療、心臓病の治療の技術も
高齢者の方であっても安心して受けていただける環境が整ってきています。

「もう年だから」とあきらめてしまうのではなく、高齢でもお元気であれば
私たちもがんばって、心臓病の治療をお手伝いして行きたいと思います。

当院でのペースメーカー治療の紹介です。

 3)徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療
 http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=166464

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by yangt3 | 2009-04-24 00:10 | ニュース