もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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カテゴリ:古高先生の想い出( 44 )

葉山の思い出

その昔、故 古高先生とともに 葉山ハートセンターを
見学に出かけたことがあります.

BGMはちょうどサザンの「TUNAMI」がはやっていた頃の話です.

忙しくなかなか上司と二人で出張の機会はなかったので
不謹慎ではありましたが、少しだけ小旅行気分でした.

葉山の駅に着いた後、少しだけ街を散策し久しぶりに
食事をごちそうになったことも今となっては懐かしい思い出です.

今のようにハートセンターと呼ばれる施設が珍しかった頃であり
始めて訪れた 葉山ハートセンターは、とても印象的でした.

なんだかうれしそうに、修学旅行の学生のような面持ちで
葉山ハートセンターの中を見学して回る、古高先生の笑顔が
今も思い出されます.

そんなあまりに個人的な思い出もあって、葉山ハートセンターを作られた
心臓外科医 須磨先生は気になる存在でありました.

「チーム・バチスタの栄光」で有名な海堂 尊 氏が書いたノンフィクションとあって
さっそく読ませていただきました.

「外科医 須磨 久善」

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海堂 尊 著

日本初のバチスタ手術を成功させた須磨先生の軌跡を
作家 海堂 尊氏が 時代や国境の「越境者」という言葉を鍵として
描いた伝記的かつミステリー的かつ、ある意味その辺の
医療エンタテイメント小説よりよほど面白い作品です.

私は一晩で読破してしまいました.

個人的には、葉山ハートセンター、須磨先生という言葉は
古高先生の思い出と切っても切り離せない気がします.

まだ元気でいらっしゃって「葉山ってすごいよね」と
会話していた頃が懐かしいです.

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by yangt3 | 2009-08-19 07:32 | 古高先生の想い出

切れない糸

最近も著名な方々の訃報が続き、本当に寂しい思いを禁じ得ない今日この頃です.

お盆という時期でもあり、どうしても昔の懐かしい思い出に
気持ちが跳んでいくようです.

この春に、大切な友人であり仲間である Sさんが急逝され
今年は特に特別な思いがあります.

当たり前のようにいつも身近にいて
たわいのない冗談から、まじめな仕事の話、そして招来の夢の話など
沢山の時間を共有した大切な友人でした.

さらにはこの病院に異動する前に、急逝された私の大切な上司の古高先生.
いまだにその喪失感は、埋められていません.

仕事場で、カテ室で仕事に追われているときには
一生懸命で気を紛らわしているわけですが、ふっと出来た隙間の時間に
そこにいるべき人がいない悲しさや寂しさを感じてしまいます.

突然の別れから、本当にずいぶん長い時間が過ぎてしまいました.

たとえたわいのない話でも、ただそばにいてもらうだけで
おだやかな気分を与えてくれました.

かけがいのない人たちをなくした寂しさは
時が経っても、よりいっそう強まるばかりです.

最近フォローしている好きな作家 坂本 司 さんの作品です.

 切れない糸

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思いがけず家業を継ぐことになった若者の奮闘記です.

別離の悲しさや、いろいろな人間関係のつらさを
癒してくれるのも、また人々の暖かさやつながりということでしょうか.

おすすめの本です.
読み終わった後に、タイトルの意味がわかります.

そして元気をもらえます.
他の坂本 司さんの作品ももちろん おすすめです.
by yangt3 | 2009-08-15 00:31 | 古高先生の想い出

あの日と同じく

今から5年前、2003年10月10日は
朝からカテ日であり、いつもの通り
何例もの診断カテや治療をこなしていました.
その日が 古高先生との最後のカテになるとは
夢にも思いもせずに.

ちょうど今でも覚えていますが
最後に治療された患者さんは、心臓の前面を走る重要な血管
左前下行枝の狭窄病変の方でした.

いつものように、さくさくと、スマートに治療を終えて
にこっと笑う古高先生の笑顔が思い出されます.

くしくもあれから5年.
同じく10月10日に私は、ちょうどあの時と同じように
同じような病気の方の治療を行っていました.

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by yangt3 | 2008-10-10 19:11 | 古高先生の想い出

不思議な力

もうすぐ10月10日です.
これまでにも何度も記事にしていますが
私の恩師である 古高先生の命日です.

もう気がつけば5年目の秋を迎えることになります.

いまでも古高先生に指導、薫陶を受けた私たちは
古高先生のことを思うにつき
悲しみが蘇ってきます.

今年は、古高先生のもとにお花をお届けする予定です.

毎年この時期になると、不思議なことに
古高先生にゆかりのある患者さんが、私のもとを訪問されます.

その昔、古高先生と私と二人でカテーテル治療を行った患者さんたちです.

なぜか10月になると、ゆかりのある方々が私のもとを
訪れて、狭心症の症状がひどくなる前に
きちんと検査を受けられて
10月10日を前に、無事にカテーテル治療が完了するのです.

先日も、そうした古高先生ゆかりの患者さんの治療がありました.

不思議な力というべきか.
無事に治療も完了し、大きな発作に至ることなく
元気に帰って行かれました.

それにしても師を喪った悲しみは
未だ続いています.

ここ最近、忙しい日々が続いていますが
もういっぺん、ふたりで頑張っていた頃を思い出しています.

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by yangt3 | 2008-10-08 21:36 | 古高先生の想い出

いつまでも、いつまでも

たった一人の循環器医師として頑張っています.

以前に努めていた病院では、多くの同僚と上司と
良き仲間たちと働いていました.

私が循環器、カテーテルの手ほどきを受けた
古高先生への感謝の念や様々な思いは
今も尽きることはありません.

 歓送の歌
 http://tomochans.exblog.jp/3516872/

小椋 佳の歌う「歓送の歌」を聞くといまでも切ない思いが
よみがえってきます.

 出会いのその日から 街のよどみ消えて
 星たちに輝き還り 僕に力が 君のお陰さ
 互いの情熱と 夢をぶつけ合って
 透きとおる涙を流したね 汗に隠して
 君を贈る この日まで 一生懸命過ぎるほどの
 暮らし こぶし 眼差し どれもが 素晴らしい記念日 誇りさ
 若いからじゃなくて 夢にいどむことで
 僕達に別れはないという 心通えば

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by yangt3 | 2008-06-16 16:28 | 古高先生の想い出

見守る目

10月20日は、
日本心血管インターベンション学会
第18回東海北陸地方会の2日目が
名古屋で行われていました.

他の病院の循環器の先生たちは、時間を見つけては
参加されているというのに
私は、金曜日も緊急で、参加できず
この土曜日も朝から外来.....
せめて午後からでもと、思いきや
また緊急が入ってしまいました.

学会に行きたしと思えど
学会はあまりに遠し...という感じです.

治療のほうは、無事に完了し、あれこれ病棟の
仕事を済ませて、家にたどり着いたら
もう夜でした(涙)

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by yangt3 | 2007-10-20 22:38 | 古高先生の想い出

魔術師還らず

また今年も、10月10日の日を迎えました.
私にとっては、この日は、特別な日です.

私の尊敬する上司であり、師父であり、指揮官であった
循環器部長の古高 秀喜 先生の命日にあたります.

古高先生とともに闘い、ともに泣き、ともに笑い
喜びも悲しみも共有し
重症の患者さんを救命した時の喜びを
分かち合った、そんな偉大な師匠の思いでは
今も、私の脳裏から離れる事はありません.

私ばかりでなく、これまで古高先生と一度でも
一緒に仕事をした人たちが
少しだけでも、古高先生のことを
思い出していただければ
そしてできることなら、これからもずっと
忘れずにいてくれたらと願っています.

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by yangt3 | 2007-10-10 12:52 | 古高先生の想い出

巨人優勝おめでとう

読売巨人軍が5年ぶり31度目の
セリーグ優勝を果たしました.
優勝を喜ぶ選手、監督の姿は
何度みても素晴らしいものですね.

以前に勤めていた病院は、
名古屋ドームが近くにあって
医局の野球ファンの人たちは
時々仕事が終わっては、球場に足を
運んでいました.

やはり地元ということか、中日のファンが
圧倒的に多かったのでした.

朝、医局で会って表情をみれば
昨日の試合の結果は、ニュースを見るまでも無く
一目瞭然でした(笑)

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by yangt3 | 2007-10-03 01:58 | 古高先生の想い出
私が研修を始めた頃は
急性心筋梗塞の患者さんに対しては
すぐにカテーテル治療を行うよりも
まずウロキナーゼやヘパリンなどの投与を行う
非侵襲的な治療が主流でした.

医学部のポリクリ(臨床実習)で
循環器科をローテートした時にも
やっと急性期の冠動脈造影が行われ始めた頃で
少しずつPTCR (経皮的冠動脈再潅流療法)が
大学病院で行われ始めた頃でした.
(まったく時代掛かっていますね!)

PTCRというのは、冠動脈の入り口においた
カテーテルから血栓を溶解するための薬を
直接冠動脈に注入して治療する方法です.

その後、急性心筋梗塞、急性冠症候群の治療は
皆さんもご存知のように劇的な発展を遂げています.

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by yangt3 | 2007-05-19 00:13 | 古高先生の想い出
うれしいことがあった時.
悲しいことがあった時.
いろいろな思いをとにかく
誰かに聞いてもらいたい時.

思いを誰に伝えたいでしょうか.

時空を超えて運命を超えて
それでも会いたい人がいます.

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地下鉄(メトロ)に乗って

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by yangt3 | 2007-03-25 00:39 | 古高先生の想い出