もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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<   2010年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧

救急救命型ドライブレコーダーというものが開発されているそうです.

 救急救命型ドライブレコーダー:自動的に事故通報、素早い到着可能に
 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100629ddm016040002000c.html

記事によれば、レコーダーは長さ約18cm、幅5cmのボックスで
コンピューターと各種センサーが組み込まれ、運転席に収納されるものだそうです.
運転中の速度や加速度、ブレーキ操作などの運転状況を記録するそうです.

自動車事故で、衝突で生じる大きな加速度を検知すると
約30秒後に「事故発生」を携帯電話回線で救急隊に自動送信、通報するそうです.

さらにはGPSで事故車の位置情報も送信され
事故発生後の迅速な救急対応に役に立つことを期待されています.

今回のドライブレコーダーが「救急救命型」と名付けられるゆえんは
事故でのけが人の重症度の推定結果や、事故の瞬間の車内画像も
送信する機能があるからだそうです.

その原理は感知した加速度によりグレード0からグレード3まで分類し
最も重症で、頭部や胸部外傷の可能性があるものをグレード3としています.

全国への普及に向けて、鋭意実験が続けられているそうですが
今後の展開としては、ドクターヘリとの連動も考えられているそうです.

欧州では、新車すべてにこの事故自動通報装置を搭載させる計画だそうです.
つまりEUではこうした装置が今後義務づけられるということになります.

我が国でも諸外国に遅れないように、こうした安全面の対応を
どんどん進めて欲しいと思います.

これは余談ですが、自宅の車庫などで軽くぶつけたり、こすったりするような事故も
自動的に通報されてしまうのでしょうか.

まあとにかく安全運転で頑張りましょう.

追記;市販製品でも「ドライブビューワー」は購入可能だそうです.

 「ドライブビューワーDV-01」デビュー! :: CORISM
 http://corism.221616.com/articles/0000068810/

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by yangt3 | 2010-06-29 09:17 | 一般

「仮死状態」の研究

「低温仮死状態」に関する新たな研究論文が発表されました.
救急医療で患者の生存率を高める研究として多いに注目されます.

 「仮死状態」研究に注目 新たな救急医療の可能性
 http://www.cnn.co.jp/science/AIC201006190009.html

研究の要旨は次の通りだそうです.

・チームはミミズと酵母を使い、低温状態における有機体の生存能力を調べた.

・実験ではまず、ミミズと酵母を氷点下に近い低温状態に24時間放置した.

・その結果、ミミズも酵母も99%が死亡した.

・次に、窒素を使ってミミズと酵母の細胞の酸素消費を止め
 生命を一時停止させる「応急処置」を施した上で、前回と同条件の環境に放置した.

・低温状態に応急処置を施した後は、窒素酸化物を取り除かれ常温に戻された後、
 ミミズと酵母の大半は蘇生した.

以上の研究から導き出される可能性としては
人体での低体温療法への応用と救命率向上への試みです.

救急に搬送される重症患者の治療にこうした低体温療法のさらなる実用化が
救急医療現場での患者さんの救命率向上に多いに有用であることは間違いありません.

現実的には、今回の実験で使われたような人体に安全で有用な
「低体温仮死状態」薬の開発が期待されるところです.

私たち循環器領域においても重症心不全、重症虚血性心疾患の治療において
「低体温法」の応用と実践により、心機能のサルベージにつながり
心臓病治療にとって大きな発展につながると思います.

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by yangt3 | 2010-06-22 12:28 | 一般

緊急コール

コードブルーという医療ドラマがありましたね.

けっこう最近の医療系ドラマは、しっかりと作り込んで合って
専門の医療現場の画面も、私たち医師がみても「おおっっ!」と
感心することが多く、暇があればよく見ています.

こうした医療系ドラマの影響たるや、けっこうすごいもので
一般の方々だけでなく、病院の中でもちょっと影響受けていたりしてます(^.^)

病院の中で緊急事態が発生したとか、患者さんが急変したとか
そんな時に、それぞれの病院毎に緊急コールが決められています.

例えば「コードブルー」とかですね.
以前努めていた病院では、「ドクターチャーリー」でした.
「中村先生」なんていうのも聞いた事があります.

いずれにせよ、こうした救急コールが鳴り響くと
病院の中で手の空いているスタッフは、急いで現場に駆けつけます.

急変の現場に病院中のやる気のあるスタッフが
一同に集まると、やる気もふつふつと湧いてきて
「よし頑張るぞ!」と言う感じです.

救急コールをきっかけにして病院中のスタッフが
部署を超えて職種を超えて、患者さんの救命のために
一生懸命に協力して頑張るというのは本当に素晴らしいと思います.

救急コールは、緊急時に人手を集めるという実質的な意味合いだけでなく
病院中のスタッフが「救命」のために一心同体となるということが
本当の意味ではないかと思います.

緊急コールで沢山のスタッフがすぐに動員される病院は
とても素晴らしい病院であるといえます.

もし皆さんがなにかの館内放送のあとに
病院中のスタッフが病院の中を急いで走っているのを見かけたら
こういう事情ですので、ぜひご理解と応援をよろしくお願いしますね.

太田先生の「緊急呼び出し」も名作ですので
是非一度ご覧下さい.アマゾンで購入できます.映画化もされています.

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by yangt3 | 2010-06-19 09:47 | 一般
国立循環器病研究センターで「仮想病院」も視野に入れた
遠隔医療の試みが始まっているそうです.

 治療開始、30分早く 遠隔医療で情報共有 「仮想病院」も構想
 http://www.47news.jp/feature/medical/2010/06/post-347.html

記事によれば国立循環器病研究センターで行われている遠隔医療の概要としては

・救急車6台に携帯端末を用いた遠隔医療装置を配備.
・同装置を用いて12誘導心電図と動画カメラデータを送信.
・基幹病院では担当医師が24時間待機で対応.
などだそうです.

救急車からの早期の遠隔患者データを元にして
素早い受け入れ体制の確保と人員の確保、カテ室の準備などが可能となり
心筋梗塞や脳卒中などの早期治療が必要な症例の治療に役立っているそうです.

このシステムでは仮想病院ーバーチャルホスピタルの構築も可能になるそうです.
専門外の医師しかいない一般病院や診療所においても
中核基幹病院からの読影支援、処置や搬送への助言などの早期介入が可能になります.

一般病院では24時間態勢で全ての専門医を待機されるということは
到底無理な話であります.

遠隔医療構想は以前より議論され実験もされていますが
いまこそ地域の医療活性化と医療崩壊を防ぐために
全国的なレベルでのバーチャルホスピタルシステムの導入を期待したいと思います.

地方の病院にとっては遠隔医療、バーチャルホスピタルにより
生涯学習の要にもなるのではないでしょうか.

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by yangt3 | 2010-06-17 18:14 | ニュース

レーザーポインター

英国で、少年がインターネット上で購入したレーザーポインターで
目に損傷を負った事故が起ったそうです.

 少年がレーザーポインターで目を損傷、英国では初の事例
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2734706/5858960?blog=sonet

記事によると、この少年は緑色のビームを発する小型レーザーポインターで遊んでいて
目を損傷し、視野の中心部分が見えにくくなる中心暗点の症状が出てしまったそうです.

そして物の形状を鮮明にとらえることができなくなったらしいです.

眼科医の診断の結果によると、少年は目の表面が焼け、
網膜に光が入りにくくなっていたそうです.
少年の視力は2か月後には回復したが、
網膜の損傷は残ってしまったらしいです.

気をつけないといけないですね.

当院でも、ペン型の小型レーザーポインターがよく使われています.
講義やプレゼンテーション、症例検討会などで頻用されています.

もはやとても身近なツールであるレーザーポインターに
こんな危険が潜んでいたとは驚きです.

小型になったレーザーポインターをポケットに入れわすれて
ついつい自宅に持って帰ってしまうということもありがちです.

子供たちがレーザーポインターで謝って、この記事のようなことにならないように
親も気をつけてあげないといけないですね.

ウィキペディアによれば
日本国内ではこうしたレーザーポインターに法的規制があって
安全性が確保されているということです.(消費生活用製品安全法)

 レーザーポインター
 http://ja.wikipedia.org/wiki/レーザーポインター

ネットで購入たものや個人輸入したレーザーポインターには注意が必要のようです.
勉強になりますね.
by yangt3 | 2010-06-09 20:47 | ニュース
話題のiPadを、管理人である私も入手することができました.
さっそく循環器の仕事に役立たないかと
日々知恵を絞っています.

とりあえず現在のところは
・心臓カテーテル検査・治療の説明
・心臓CTの説明
などをスライドやプレゼンにして、循環器外来で
iPadでの説明を開始しました.

ためしにカテ室スタッフや病棟スタッフにも
iPadでのプレゼンを見せてみたところ、「きれい」「わかりやすい」と
とても好評でした.

別にカテーテル治療を受けられる方でなくても
循環器外来でご希望があれば、いつでもiPadでのカテのスライドをお見せします.
遠慮なく言ってください.

iPadだけご覧になりたい方は、また別の機会に.

人は私のことを iPadの先生 と呼んでいます(^.^)

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by yangt3 | 2010-06-03 22:00 | iPad