心臓の治療もあきらめずに
2010年 05月 15日
92歳女性 心停止状態で手術 岸和田市民病院が成功
http://www.sankei-kansai.com/2010/05/14/20100514-023849.php
記事によると、大阪府の病院で、重症の大動脈弁狭窄症の92歳女性に対して
弁置換手術と冠動脈バイパス手術が無事に行われ、患者さんもお元気になったそうです.
弁膜症と重症狭心症の手術を行うためには、人工心肺装置が必要になりますが
92歳という御高齢でありながら5時間にもおよび手術を無事に乗り切ったそうです.
御高齢の方の心臓病の治療については、年齢ゆえに
いろいろな治療を受けられる事を断念される方も多いと思います.
最近の医療技術の進歩には著しいものがあり
御高齢だからといって手術や治療をあきらめることはないと思います.
もちろんカテーテル治療においても、御高齢の方であっても
安全に行えるようになってきました.
その要点としては、暦の年齢ではなく、個々の患者さんにおいて
心肺機能を含めた全身状態がどのようなものであるかが大切になります.
弁膜症だけでなく、動脈瘤などの疾患も
緊急ではなく、前もってわかれば十分に余裕を持って対応することも可能です.
まずはきちんと専門医にかかって検査を受けられる事をオススメします.