日帰り心臓カテーテル検査について
2005年 11月 01日
今でこそ日帰り心臓カテーテル検査が近隣の病院で行われるようになりましたが
以前には、まだまだ一般的ではありませんでした.
われわれは、15年ほど前より診断心臓カテーテル検査に関しては、
右上腕動脈よりの穿刺で行い、非侵襲的な検査を行っていました.
古高先生と多くの臨床例を重ね、安全性を確認したあとに10年以上も前から
日帰り心臓カテーテル検査を実行してきました.
1996年に湘南鎌倉病院循環器科の斉藤 滋先生がTRI (右橈骨動脈からの
カテーテル治療)について発表されてからは、われわれも
全ての治療、カテーテル検査を右手首(橈骨動脈)からに切り替えました.
以後10年近くにわたり、100%近くにおいて手首(橈骨動脈)からの
検査、治療を行っております.
急性心筋梗塞などの緊急症例においても、普段とかわりなく90%以上は
手首からの治療が可能です.
私と古高先生が 手首からの治療(TRI )にこだわる理由としては、斉藤先生が
いわれたように、やはりその低侵襲性にあります.
私の経験は、故 古高 秀喜先生とともに 高蔵寺駅前にある病院で
行って参りました. 現在その全てのノウハウを
この東可児病院に注いでおります.
検査、治療をうける皆さんに安心して戴けるように 日々努力しています.