もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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准看護学生の頃の思い出ーオペ室 T.I さんよりメッセージー

オペ室勤務のベテラン看護師である
T.Iさんが自らの学生時代の思いでを
熱く語ってくれました.
いかにしてオペ室のベテラン看護師が
成長して行ったか
看護学生さんや新人スタッフには多いに
参考になると思います.

准看護学生の頃の思い出ーオペ室 T.I さんよりメッセージー_a0055913_04394.gif





私がこの病院に就職して気が付くともう11年が過ぎ、
12年目になりました。

高校を卒業し、この病院で働きながら2年間准看護学校に通い、
その後3年間正看護師の資格を取得するために、
上の学校にも働きながら通いました。
資格を取得する為に5年間も学校に通わせて頂いた、
院長先生を始め、病院の全スタッフの方にすごく感謝をしています。

私が就職をした時、男の看護師はいなくて、
女の人中心の職場に自分が入ることは正直すごく抵抗がありました。
更に同期の学生はいない状態で、
不安がいっぱいの日々を過ごしていました。

准看護学校に通っている間は、始めの頃は、物品の補充や片付け、
病室や器械等の掃除がメインの仕事となっていて正直、
就職前に思っていたイメージとは違っていました。

でも、日にちが経つにつれ、患者さんの血圧、
体重測定や特浴の介助や移送など
患者さんに接する事が増えてきてから
仕事を楽しく感じるようになりました。

でも、男の看護師はその当時はまだ、珍しいという事で、
やっぱし女性の患者さんにはすごく抵抗があったみたいでした。
でも看護師さんが説明をしてくれ、
徐々に受け入れてもらえるようになりました。

今、考えてみてもこの時の「男の人はちょっと」という一言が
自分がこの仕事について一番最初に受けた、
大きな壁だったのではと思います。
もし、自分が逆の立場だったら同じ事を言ったかもしれません。

准看護学校に通っていた2年間は、看護師としてだけでなく、
病院での仕事、更に患者さんと接していく基本となる
「接遇」を学ぶ大事な2年間だったと思います。
それは、今現在でも、もっと考え、
勉強を日々行って行かなければなりません。

今思い返せば
もっと考えてなければいけなかったと思うことがあります。
その一つとして勤務時間が限られており、
その中で仕事をこなしていかなくてはならないという状況で、
患者さん中心で考えてなかった自分が恥ずかしく思います。

今現在、この病院も男の看護師も増え、
准看護学校に通う学生もすごく増え、
学生同士で仕事や学校の事を相談したり、
話し合える事をうらやましく思います。

私は、今回准看護学校に通っていたことを振り返り、
自分が「あの時ああすれば」や「こうすれば良かった」
と思うことを今の学生に教えて、少しでも力になりたいと思います。

今回この事を書いてみて自分自身を振り返り、
初心に戻ることができました。
新しい事に取り組む時、仕事に行き詰まった時(考え方も)には
今までの事を振り返り、
今の状況と照らし合わせるという事が必要だと思いました。
何か自分の心の中のモヤがとれてきたかも…
by yangt3 | 2006-04-11 00:05 | がんばれ新人さん