BGM
2007年 10月 12日
カテ室専用 iPodがおいてあって
心臓カテーテルの間は、ずっとBGMが流れています.
選曲は、レントゲンの若手が行っています.
いちおう検査の妨げにならないように
ソフトミュージックが中心なのですが
たまにいま流行りの曲がかかることがあります.
普段なかなか落ち着いて音楽を聴く機会もないので
カテをしながら、新しい曲を覚えていたりします.
今日のカテは、ちょっと無理をいって
自分専用のiPodを使って、音楽を流してみました.
選曲は
ビートルズ
イーグルス、そしてクィーンです.
最近、カテ室も若い人たちが増えて
ビートルズはともかくも、イーグルスとか知らない人が
居るわけで、ちょっとびっくりです.
今日のビートルズは、大好きなアルバムの一つである
ホワイトアルバムを中心に流しました.
カテ室MEのI君とは好みが一緒で
お互いに懐かしいなあといいながら
カテをしていましたが
若い人には、ちょっとピンと来なかったみたいです.
学生のころからビートルズを聞いて
全ての曲に思い入れがあります.
ビートルズではありませんが
ベイシティーローラーズって
知っている?って聞かれて
若い人たちに、知っている人は
誰もいないのでした.
世代の差ってそんなもんなんでしょうね.
古高先生と一緒にカテをやっていた時にも
仕事中には、カテ室の中の有線放送の音楽を聴いていました.
古高先生と一緒にカラオケに行ったりした時には
けっこう新しい曲を知っていたりして
どこで覚えているんだろうって
思ったものですが
カテ室では、基本的にソフトミュージックやクラッシック
ばかりでした.
ある日の飲み会で、故 古高先生が
郷ひろみの新曲を熱唱していた姿が思い出されます.
古高先生が突然に亡くなられ
その偉大な業績を忍び、世に形に残そうと
病院に残っていた膨大なカテーテル治療のビデオを
Macで編集して、DVDビデオを作りました.
故 古高先生の業績を記録したビデオに
古高先生の好きだった曲をBGMとして
つけたのです.
だからある音楽を聴いた時に
突然、涙が込み上げてきて
どうしようもなくなる曲があります.
音楽だけでなく、病院での仕事や
日常のあらゆる場面で
時々、故 古高先生のことを突然思い出したりすることも
あります.
たかがカテ室のBGM、音楽ですが
時に思い出のために悲しみで一杯になり
時に落ち込んだ気分を励ましてくれたりもします.
若いスタッフには、まだまだ理解してもらえないですが
カテ室での仕事が長くなり
音楽を聴きながらいろいろなことを
思い起こす今日この頃です.
時に、カテ室のBGMも、私たち年配組の
リクエストを笑って見過ごしてくれたらと思います.