もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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ドラフト会議

野球の世界では、ポストシーズンとなって
優秀な若手の人材の行き先が
世間の関心の的となっています.

病院という組織も、同じように
常に新しい、若い力、もしくは
野球と一緒で、社会人からの入団、FAなどで
新陳代謝を計る必要があります.

私も気持ちだけは、若いつもりで
頑張っていますが、いつかは
若い人に全て任せられるように、というのが夢です.

そんなわけで、わが病院にも、若い人たちが入って
そろそろ病院にも慣れてきた頃.

カテ室の責任者としては、
そろそろドラフト指名して、優秀な人材を
カテ室にご招待したいと考えたりします.


ドラフト会議_a0055913_21574037.jpg




研修医の頃に
初めて手術室やカテ室に放り込まれた時
右も左も分からず、オペ室の看護師さんに
叱られ、オーベン(指導医)は叱られ
ぼろぼろでした(涙)

初めての救急外来も似たようなものでした.
ベテランの看護師さんに手取り足取り
熱血指導で鍛えられ、今に至っております(笑)

救急が来て、右も左もわからずにおたおたしていると
介助についたベテランの看護師さんが
「先生、末梢をキープして、採血のあと
 CTでいいんですね?」
なんて、答えを先にいってくれて
声に出した時には、もう処置が済んでいる
そんな感じでした.

えーと、えーっと、なんておろおろしていたり
やおら教科書を開いていたりすると
背中をどん!と叩かれて
気合いを入れられたものでした.

今はベテランのような顔をして働いていますが
昔お世話になった看護師さんには
たぶん、今でも頭が上がりません.

今は、レントゲン室の若手たちを
カテ室でびしびし、しごいていますが
たぶん 彼らは、これから一生私に頭が上がらないはずです(笑)

若い人や、新人さんに教えるということは
仕事に追われるベテランにとって、余計な仕事と
感じるかもしれませんが
実は、自分自身にとっても、なにかしら新たな発見があったり
自分で気付かなかった事に気付かされた
さらなる工夫に繋がる事もあります.

そんなわけで、わがカテ室も優秀な若手募集中!です.

院内でドラフト会議が開かれるなんて
話を、ついぞ聞いた事はありませんが
春に入った新人さん達が、そろそろその若き能力を発揮する
この時期.

カテ室責任者としては、ぜひこうした優秀な若手達を
全員ドラフト一位に指名させて頂いて
カテ室にご招待したいものです.

しかし循環器の診療をきちんとやるためには
カテ室だけに優秀な人員をそろえるだけじゃ片手落ちで
集中治療室や病棟などの後方支援部隊にも当然
優秀な人材を配置しなければならないし
もちろんファースとコンタクトの場である
救急室にも、当然優秀な人材が必要です.

まだまだ全然、人材が足らない今日この頃です.
ぜひ若い人たちの力でもって
メジャーリーグを目指したいです!

ドラフト会議_a0055913_2158648.gif

by yangt3 | 2007-11-07 21:58 | コーヒーブレイク(雑談)