弘法は筆を選ぶ
2008年 09月 30日
PPIとは、末梢動脈のカテーテル治療のことです.
右総腸骨動脈狭窄に対してステント治療を行いました.
治療のアプローチとして
対側から穿刺し、いわゆる山越え、対側アプローチで
治療を行っています.
実は、今まで対側シースは、各メーカーから
いろいろ出ていましたが、どれも帯に短したすきに長し.
しっくりするシースがなかったのです.
本日は、某メーカー製のシースを使用したところ
うまく治療ができました.
詳細は、またメーカーさんから資料をもらって
記事で報告する予定です.
最近、仕事に追われて、毎日帰りが遅いです.
心臓のカテーテル治療については、さまざまな優秀なデバイスが
利用可能ですが、末梢血管の治療については
治療器具、デバイスは、まだまだこれからの改良が期待されます.
まだまだ弘法筆を選ぶ技量の私にとっては
よい治療を行うために、よい治療器具が必要不可欠だと思っています.
そういえば近日中にも新しいアンギオ装置の導入が正式に
決定する見込みです.
とにかく一生懸命やります.
日々、カテ室スタッフのがんばりに助けられています.
台風接近の中、遅い夏休みをとる某スタッフの方は
めいっぱい家族サービスをして、また休み明けに
頑張って欲しいと思います.