もはや東可児病院循環器科の非公式ブログです(^.^)


by yangt3
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鎌倉ライブー最終日

有名なアップルのCM 「1984」をご存じでしょうか.
この歴史的なCMの動画は、YouTubeにアップされています.

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http://jp.youtube.com/watch?v=R706isyDrqI

その当時 パソコンといえば、IBM(いまは、さしずめウィンドウズ)に
代表される機械が主であり
機械語を使えるとかプログラム言語を理解しているとか
限られた一握りの人たちの、ものでしかありませんでした.

アップルコンピュータの登場によって
コンピュータが真に私たちのもの、パーソナルコンピュータになった
その契機となった有名なCMです

アップル、マックというと、ウィンドウズユーザーからすれば
マイノリティ、少数派と感じるのかもしれませんが
Apple IIの登場から、Macintosh Plus、iMac、PowerBook
そして、iPodからiPhoneへと、常に最先端を走っていると
Macユーザーは感じています.

12月21日(日曜日)は、第15回鎌倉ライブの最終日でした.
ライブの途中のコメントにて、オペレーターの斎藤滋先生が
話の流れで、「私は少数派を愛する.常に少数派の側に立ちたい」と
コメントされているのを聞いて
私は、この有名なアップルのCMを思い出したという次第です.

私にとって鎌倉ライブに参加することは
新しいMacを触るのと同じくらい、わくわくどきどきする体験であります.

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さて最終日となった鎌倉ライブですが
朝から、斎藤先生のライブデモンストレーションが行われました.
ライブのコンセプトは
kamakura style と Slenderです.

斎藤先生が1995年に、TRi、いわゆる橈骨動脈アプローチによる
インターベンション(カテーテル治療)を始められてから
以来ずっと鎌倉ライブのライブでは
この橈骨度脈アプローチにこだわり続けています.

いうまでもないことですが、ふとももの動脈(大腿動脈)からの穿刺に比べ
手首の動脈(橈骨動脈)からの穿刺のほうが
治療を受けられる患者さんは、ずっと楽です(つまり低侵襲).

最終日のライブは
左主幹部病変(Left Main Disease;LM)とか
慢性完全閉塞病変(Chronic Total Occlusion;CTO)とかの
いわゆる複雑病変に対する治療が主となりました.

昨年までのライブと違うところは 血管内超音波(IVUS)が
行われたことです.
そのおかげで、朝から本江先生の IVUS読影、解説を聞くことができ
よりいっそう 治療への理解が深まりました.

治療中に、さまざまな困難な状況に直面しても
あくまで kamakura stypeとslender にこだわり
最後には、見事に治療を完成させるというところに
深く感銘いたしました.

昨年のライブでは、さまざまな複雑病変が IVUSなしで
アンギオガイドで、すさまじい早さで治療されていって
斎藤先生の思考力、判断力そして行動力についていくのが大変でした.

今年は、IVUSつかった治療が多くなり
例えば左主幹部の治療の戦略(ストラテジー)についても
IVUSによる戦略の立て方を伺うことができてよかったと思います.

かなり教育的になった感のある鎌倉ライブでした.

来年春に、次の世代の新しい薬剤溶出ステントが
日本国内でも使用可能になる見込みとなりました.

今回のライブでは、全ての病変を薬剤溶出ステントで
カバーするということではなく(いわゆるフルメタルジャケット)
病変の状況を見て、新しい薬剤溶出ステントのほうが
適していると判断された部分は
無理に治療を行っていませんでした.

今回の鎌倉ライブに参加して
自分の中でよりスレンダーデバイスに対する理解が深まった感じがします.

スレンダー関係のデバイスについては
10ワイヤーがさらに各社から出されたと言うことであり
メーカーさんによる技術革新が楽しみな分野だと思います.

血管シースを用いないシースレスガイドも
今回のライブで、十分にその魅力を感じ取りましたので
私のところでも使ってみたいと思いました.

スレンダー本家の青森中央病院のプレゼンに
スレンダー実験部の発表、そして伊刈一家の発表などなど
とても刺激的な時間でした.

そんなわけで、最初のアップルの 1984 というCMに繋がるわけですが
斎藤先生の圧倒的なすごい手技、そしてスレンダーメンバーの発表が
私にとっては、1984のCMに出てくる洗脳された大衆の迷妄を開く
頭の古い概念を打ち壊しすハンマーの役割になると思っています.

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今回、鎌倉ライブへの参加期間中を通じて
多くの諸先生方にお会いすることができました.

特にスレンダークラブの面々は、かなりの先生方がMacユーザーであり
iPhoneユーザーなので
2重、3重にうれしかったです(笑)

スレンダークラブでiPhoneをお持ちの先生がかなり増えたと思うのですが
以外に、まだiPhone用のOsiriXが
活用されていない印象でした.

当院の新しいカテーテル室には、専用のMacが導入される予定なので
このMacとiPhoneと OsiriXとWiFi環境による
使いこなしなどを
またいつか 会員の皆さんにご披露したいと計画しています.

PS;今回の第15回鎌倉ライブに参加した先着300名に
 CTO BOOK(もちろん英語)という本が配布されることになりました.
 もちろん私も申し込みました.
 送られてくるのは2月ということで楽しみです.
 昨年、配布された Adanced Interventiona Cardiologyは
 飛ばし飛ばしだけれど、ちゃんと目を通しましたからね.

 同じネーミングで、ICU BOOKという名著がありますが
 例えば、Mac BOOK(そのままだなあ)
 Slender BOOKなんて本がでるといいなあと思います.
 
 会員限定で、ぜひこうしたマニア向けの本を出して欲しいです.

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by yangt3 | 2008-12-22 00:12 | 学会、勉強、研修など